篠籠田

篠籠田（しこだ）について

篠籠田は、千葉県柏市に位置する地名です。郵便番号は277-0862。

地理

柏市篠籠田は、柏駅の北西に位置し、手賀沼に注ぐ大堀川下流域の南岸、低地とその支谷が広がる地域です。住居表示は未実施で、あけぼの、柏、明原、高田、松ケ崎、西町、そして流山市駒木と隣接しています。山林も多く、大堀川沿いは畑や住宅地として利用されています。

小字

篠籠田には、以下のような小字があります。

寺前：西光院東側一帯、寺前第一公園など
八幡：特別養護老人ホーム八幡付近から篠籠田第一公園一帯
篠塚：双伸ゴルフセンター一帯、篠塚第一公園など
小町：ミニストップ柏しこだ店一帯、小町第一公園など
後原：ベルク柏しこだ店西側一帯から四季原、後原第一公園など
今泉：柏第三中学校南西側一帯、今泉第一公園など
上端：旭町消防署、東武野田線ガード付近
初音：旧市立柏幼稚園、大堀川防災レクリエーション公園付近、国道16号初音橋など
内野：柏厚生総合病院南側一帯
下須原：篠籠田市民緑地西側、下須原第一公園など

※現在では使用されていない小字
上須原：現在の明原地域
明仄：現在のあけぼの地域
茅野：現在のかやの町地域
宮前：現在の西町地域

歴史

篠籠田は、かつて手下浦（現在の手賀沼）の西側一帯を指していました。沼沢地として水田に適していたため、稲作が盛んな地域でした。

平安時代の1130年（大治5年）には、下総権介であった千葉常重が伊勢神宮に寄進した相馬御厨の南限として、下総国相馬郡「志子田谷」の名が見られます。

室町期には「色陀」、江戸期には下総国葛飾郡「篠籠田村」として知られていました。1698年（元禄11年）には舟戸藩領、その後16年より沼田藩領となり、村高は149石余でした。1730年（享保15年）以降は田中藩領となり、305石余と記録されています。

江戸初期には小金牧の一部である上野牧として整備が進められました。現在も、牧場と村を隔てる野馬土手の遺構が篠籠田緑地公園内に残っています。

下総国葛飾郡から、印旛県、千葉県東[[葛飾郡]]を経て、1889年（明治22年）に近隣の村と合併し千代田村（のち柏町）の大字となりました。1973年（昭和48年）までに明原、あけぼの、西町、豊上町などが分離し、現在の町域に至ります。

世帯数と人口

2020年（令和2年）9月30日現在の世帯数と人口は以下の通りです。

（データは省略）

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合の学区は以下の通りです。

（データは省略）

交通

鉄道

町域には鉄道駅はありませんが、南端の一部を東武野田線が通過しています。JR柏駅や東武鉄道豊四季駅が徒歩圏内（10〜20分）にあり、最寄りの駅として利用されています。また、バスを利用すればつくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅も利用可能です。

バス

東武バスセントラルが運行しており、以下のバス停が利用できます。

篠籠田バス停
柏第七小学校入口バス停
三間バス停
八ツ原入口バス停

道路

国道16号が地域内を通っています。

施設

柏市立柏第三中学校
柏市立柏第七小学校
しこだ保育園
小学館アカデミー柏しこだの森保育園
柏市しこだ児童センター
柏厚生総合病院
柏市消防局旭町消防署
西光院：『篠籠田の獅子舞』（千葉県指定文化財（無形文化財））で有名
地主神社
大堀川防災レクリエーション公園
篠籠田緑地公園
ベルク柏しこだ店

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