紺屋町 (川崎市)

紺屋町（こんやまち）

紺屋町は、神奈川県川崎市幸区に位置する町名です。丁目の設定はなく、住居表示は実施されていません。面積は8.08ヘクタールで、幸区のやや東側に位置しています。

地理

紺屋町は、北端を府中街道（国道409号）、東側を第二京浜国道（国道1号）が通過しています。一帯は住宅地として利用されており、第二京浜国道沿いには飲食店などが点在しています。また、以下の町と隣接しています。

北：戸手（府中街道を挟む）
東：遠藤町
南：神明町
西：戸手本町

これらの町域はすべて幸区に属しており、紺屋町は区境・市境には接していません。

歴史

江戸時代

江戸時代、紺屋町一帯は水田地帯だった戸手の中で、家屋が多い地域でした。また、南河原の女躰権現社から分祀された女體権現社や、池上本門寺の末寺である正教寺などが存在していました。

地名の由来

地名の由来は、戸手の旧小字である紺屋橋耕地に由来します。紺屋の由来については、以下の様な説が伝わっていますが、詳細は不明です。

実際に、この周辺で紺屋が仕事をしていた。
北条氏政の妾であった「紺屋」がここに住んでいた。

沿革

永禄年間：女體権現社が勧請されたと伝えられています。
1599年（慶長4年）：正教寺が創建されたと伝えられています。
江戸時代：当地は戸手村の一部でした。
1889年（明治22年）：町村制の施行により、御幸村が成立し、当地は御幸村大字戸手の一部となりました。
1912年（大正元年）：女體権現社が神明社（現・戸手本町）に合祀されました（戦後に分祀・再建）。
1924年（大正13年）：新設合併により川崎市が成立し、川崎市戸手の一部となりました。
1928年（昭和3年）：耕地整理により紺屋町が分立しました。
1955年（昭和30年）：第二京浜国道が開通しました。
1972年（昭和47年）：川崎市が政令指定都市に移行し、川崎市幸区紺屋町となりました。
1976年（昭和51年）：一部が戸手1丁目となりました。

旧字名

1928年（昭和3年）の耕地整理で、戸手字紺屋橋耕地・字遠藤耕地の各一部をもって紺屋町が設置されました。

世帯数と人口

2024年（令和6年）9月30日現在の世帯数と人口は、川崎市によって公表されています。

人口の変遷

国勢調査による人口の推移が記録されています。

世帯数の変遷

国勢調査による世帯数の推移が記録されています。

学区

市立小・中学校に通う場合の学区は、2023年12月時点で以下の通りです。

（具体的な学区については、別途資料をご参照ください。）

事業所

2021年（令和3年）現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数が公表されています。

事業所数の変遷

経済センサスによる事業所数の推移が記録されています。

従業員数の変遷

経済センサスによる従業員数の推移が記録されています。

交通

路線バス

川崎市交通局と川崎鶴見臨港バスが、川崎駅と周辺地域を結ぶバスを、紺屋町を経由して運行しています。

道路

府中街道（国道409号）が北端を、第二京浜国道（国道1号）が東側を通過しており、両者が交差する遠藤町交差点が紺屋町の北東角に位置しています。

施設

正教寺
女體神社

その他

日本郵便
郵便番号：212-0026（集配局：川崎港郵便局）
警察
町内の警察の管轄区域は以下の通りです。（詳細については、別途資料をご参照ください。）

関連項目

紺屋町 (曖昧さ回避))

脚注

（具体的な脚注については、別途資料をご参照ください。）

参考文献

『川崎の町名』日本地名研究所 編、川崎市、1995年。
『角川日本地名大辞典 14 神奈川県』角川書店、1984年。
『川崎地名辞典（上）』日本地名研究所 編、川崎市、2004年。

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