縄文小ヶ田駅

縄文小ヶ田駅（じょうもんおがたえき）

縄文小ヶ田駅は、秋田県北秋田市脇神字小ヶ田にある秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線の駅です。駅名が示す通り、近隣には縄文時代後期の環状列石を主体とする伊勢堂岱遺跡があり、その遺跡にちなんで名付けられました。伊勢堂岱遺跡は、世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の一つとして推薦されており、駅名改称は遺跡の知名度向上を目的としています。

歴史

1963年（昭和38年）12月10日：国鉄阿仁合線の小ヶ田駅として開業。当初より無人駅でした。
1986年（昭和61年）11月1日：秋田内陸縦貫鉄道に転換。
2020年（令和2年）3月14日：縄文小ヶ田駅に改称。急行「もりよし」の停車駅となる。
2021年（令和3年）7月30日：駅舎が「縄文風」にリニューアル。

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅で、無人駅です。2021年7月には、鷹巣建設業協会の企画により駅舎がリニューアルされ、近くにある伊勢堂岱縄文館に合わせて縄文風のデザインとなりました。駅舎の床には環状列石をイメージした石が配置され、内壁は土壁、外装には黒く塗られた秋田杉が使用されています。また、小型のキャリーバッグが入る無料のコインロッカーも設置されています。

利用状況

駅のすぐ北側には県道が線路と平行に走っており、西側では遺跡からの景観保護のため、秋田自動車道が半地下方式で鉄道・県道と立体交差しています。駅の南西の台地上には、世界文化遺産に登録された伊勢堂岱遺跡が位置し、南側では田んぼアートやスノーアート、大賀ハスを鑑賞できます。また、縄文館の北側には、大館能代空港西線のルート変更によって放棄された橋脚が残っています。

一般の路線バスは運行されていませんが、「たかのす・ひかりタクシー」などによる乗合タクシーが大館能代空港間で運行されています（要予約）。同様に、伊勢堂岱縄文館からも予約制の乗合タクシーが大館能代空港とJR鷹ノ巣駅間で通年運行されています。

駅周辺

世界文化遺産 伊勢堂岱遺跡（縄文時代後期）・縄文館
大館能代空港周辺ふれあい緑地
伊勢堂岱インターチェンジ
秋田県道197号木戸石鷹巣線
大館北秋田森林組合
小ヶ田生活改善センター
大館能代空港：約3km
湯車川
米代川

隣の駅

秋田内陸縦貫鉄道

■秋田内陸線

急行「もりよし」：停車駅
□快速（上りのみ）・■普通：西鷹巣駅 - 縄文小ヶ田駅 - 大野台駅

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]
* 縄文真脇駅：近隣の縄文時代の遺跡に因んで改称されたのと鉄道能登線の駅（2005年廃止）。


縄文時代の遺跡に思いを馳せながら、縄文小ヶ田駅を訪れてみませんか。周辺の豊かな自然や歴史に触れることができるでしょう。

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