羽根幸浩

羽根 幸浩 (はね ゆきひろ)

羽根幸浩（Yukihiro Hane）は、日本の著名なレーシングドライバーで、1962年8月26日に愛知県名古屋市で生まれました。1985年から本格的なレーシングキャリアをスタートし、フォーミュラカーから耐久レースまで幅広く活躍し、日本国内外で数々の好成績を残しています。その中でも、1999年と2000年には日本人として初めてFIA-GT選手権にフル参戦した実績があります。さらに、ポルシェを愛し、モータージャーナリストとしても活躍しており、専門誌『911DAYS』の記事執筆なども行っています。

来歴

羽根のレース人生は1985年に鈴鹿FJ1600クラスで始まりました。デビュー戦では4位に入賞し、シーズンを通しても優勝1回を含む7回の表彰台を獲得し、シリーズでは3位という好成績を収めました。その後、1987年から1989年には全日本F3選手権に競技生活を移し、1990年にはそのシリーズで優勝を果たし、さらに全日本スポーツカー耐久選手権にポルシェ962Cで参戦しました。

1991年にはマカオグランプリギアレースにHKSスカイラインで参戦し、総合6位に入るなど、着実に実績を積み上げていきました。1992年には全日本ツーリングカー選手権にHKSスカイラインGT-Rで参加し、1993年にはついにツーリングカー選手権で初勝利を収めることに成功します。ポールポジションも2回獲得し、その名を広めました。

1994年には, 十勝24時間レースでユニシアジェックスGT-Rをドライブし、ポールポジションからスタートして総合優勝を果たします。1995年には全日本GT選手権にポルシェ993GT2で参戦し、さらにル・マン24時間レースやBPRヨーロッパGT選手権にも出場しました。1996年にはデイトナ24時間レースにも参加し、フォーミュラ・ニッポンでも活躍しました。

1997年にはGT300クラスのポルシェで十勝24時間レースに出場し、クラス優勝を果たしながら総合4位に入りました。1999年からはFIA GT選手権にも参戦し、ポルシェ993GT2で鈴鹿1000kmのFIAクラスで優勝したほか、富士1000kmでも2位という成績を収めました。2000年には996GT3RでFIA GT選手権に参戦し、各レースで安定した成績を残しました。

これまでのキャリアの中で羽根は多くのレースに挑戦し続け、2000年代にもスーパー耐久レースなど多くのカテゴリーで高評価を得る実績を持っています。羽根幸浩は数々のレースでの経験を基に、モータースポーツ界におけるその存在感を増しており、今後もさらなる活躍が期待されています。彼は技術と情熱を兼ね備えたレーシングドライバーとして、多くのファンに愛されています。

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