茨城県道244号妻木赤塚線

茨城県道244号妻木赤塚線

茨城県道244号妻木赤塚線は、茨城県つくば市内を東西および南北に走る主要な一般県道です。この路線は、つくば市の幹線道路である学園北大通りと学園西大通りの一部を構成しており、筑波研究学園都市における重要な交通動脈としての役割を担っています。そのため、交通量が非常に多く、地域住民の生活や経済活動を支える上で欠かせない道路となっています。

路線概要

本路線は、都市計画道路としての機能も有しており、東西に延びる「北大通り」と南北に延びる「学園西大通り」の2つの主要区間に大別されます。これらの区間は、春日1丁目西交差点で交差し、L字型の線形を形成しています。また、学園西大通りの一部区間（春日1丁目西交差点から学園西交差点まで）は、国道408号と重複しています。

路線データ

起点: つくば市吾妻3丁目15番1号（妻木交差点）
終点: つくば市赤塚655番の3（稲荷前交差点）
総延長: 5.799 km
重用延長: 1.934 km
実延長: 3.865 km
車線数: 4 - 6車線
幅員: 34 - 100m

歴史

この路線は、1978年（昭和53年）2月9日に、新治郡桜村吾妻を起点、筑波郡谷田部町大字赤塚を終点とする県道として認定されました。当時の整理番号は406でしたが、1995年（平成7年）に現在の整理番号244に変更されました。

年表

1978年（昭和53年）2月9日: 県道として新規路線認定（整理番号406）。道路区域は、新治郡桜村吾妻3丁目から筑波郡谷田部町大字赤塚までの6.605kmに指定。
1978年（昭和53年）2月10日: 道路供用開始。
1980年（昭和55年）3月31日: 新治郡桜村大字吾妻（妻木交差点）から筑波郡谷田部町稲荷前（稲荷前交差点）までの全線が県道として供用開始。
1995年（平成7年）3月30日: 整理番号が406から244に変更。
2001年（平成13年）3月1日: つくば市大字東荒井から同市大字赤塚の区間が、最大重量限度25トンの道路に指定。

路線状況

道路法に基づき、つくば市小野崎（学園西交差点）からつくば市赤塚（稲荷前交差点）までの区間は、緊急輸送道路として災害時の被害拡大防止のため、道路用地内への電柱設置が制限されています。これは、災害発生時にも道路の機能を維持し、緊急車両の通行を確保するための措置です。

通称・別名

この路線は、以下の区間が都市計画道路の一部として、それぞれ以下の名称で呼ばれています。

学園北大通り: 起点（妻木交差点）から春日1丁目西交差点まで
学園西大通り: 春日1丁目西交差点から終点（稲荷前交差点）まで

重複区間

国道408号: 春日1丁目西交差点から学園西交差点まで
茨城県道123号土浦坂東線: 学園西交差点から南大通り西交差点まで

地理

この路線は、平坦な常総台地上に位置しています。筑波研究学園都市内を通るため、直線的な線形をしており、沿線には筑波大学関連施設や官公庁の研究施設が数多く存在します。

交差する道路

茨城県道24号土浦境線・茨城県道55号土浦つくば線 / 学園東大通り（妻木交差点＝起点）
国道408号・茨城県道19号取手つくば線（春日1丁目西交差点）
茨城県道24号土浦境線 / 学園中央通り（吾妻西交差点）
国道408号・茨城県道123号土浦坂東線・茨城県道237号花室牛久線 / 土浦学園線（学園西交差点）
茨城県道123号土浦坂東線（南大通り西交差点）
国道354号・茨城県道274号牛久赤塚線（稲荷前交差点＝終点）

沿線施設

松見公園
筑波学院大学
筑波大学春日キャンパス
春日学生宿舎
第7エリア
茨城県立つくば看護専門学校
ゼンリンつくば営業所
吾妻二丁目住宅
つくば明研高等学院
洞峰公園
産業技術総合研究所つくばセンター西
気象研究所
高層気象台
気象観測機器検定試験センター
国立環境研究所

参考文献

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

関連項目

茨城県の県道一覧
筑波研究学園都市
学園中央通り
学園東大通り
学園南大通り

外部リンク

茨城県土木部
* 土浦土木事務所（道路の管理事務所）

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