蛍橋停留場

蛍橋停留場について

蛍橋停留場（ほたるばしていりゅうじょう）は、高知県高知市旭町三丁目に位置する、とさでん交通伊野線の路面電車停留場です。この停留場は、1929年に開業されて以来、多くの市民に利用されてきました。

歴史

蛍橋停留場は昭和4年の1929年1月29日に、土佐電気（後の土佐電気鉄道）の停留場として開業しました。当初は伊野線において、この停留場が複線区間の終点となっていました。その後1950年の4月16日には、上町五丁目停留場からこの停留場までが複線化され、運行の効率が向上しました。

1958年10月1日には、蛍橋停留場から鏡川橋停留場へ複線区間が延伸され、これにより蛍橋での折り返しが不要となりました。2014年10月1日には、土佐電気鉄道が高知県交通および土佐電ドリームサービスと経営統合し、とさでん交通が誕生しました。これに伴い、蛍橋停留場も新しい運営形態の下での利用が行われるようになりました。

最新の改良として、2024年2月21日には渋滞解消の一環として、伊野方面行きの乗り場が50m移設される計画があります。この変更は、通行の効率をより高めるためのものです。

構造

蛍橋停留場は、伊野線の併用軌道に設けられており、停留場のホームは道路上にあります。停留場には2面のホームが配置されており、2本の線路が東西に延びています。2024年2月20日までは、これらのホームが東西にずれて配置されており、伊野方面行きが東側に、はりまや橋方面行きが西側にありました。

また、停留場の南西には留置線が存在し、蛍橋車庫としても使用されています。2011年12月の時点では、4両がこの車庫に滞泊しています。この車庫は、戦後にあたる時期に新設され、当初は一部の系統の折り返し地点であったため、その後も存続されています。夜間の滞泊時に利用されるほか、伊野寄りには渡り線が敷かれており、入庫時に使用されます。

周辺の停留場

蛍橋停留場の隣には旭町三丁目停留場と鏡川橋停留場があり、伊野線の重要な接続地点として機能しています。これにより、高知市内の移動は便利で、地域住民にも愛され続けている路面電車の停留場と言えるでしょう。

随時明るい雰囲気の中で、地域にとって欠かせない交通手段として、大きな役割を果たしています。

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脚注

• - 参考文献: 土佐電鉄の電車とまちを愛する会『土佐電鉄が走る街 今昔』JTBパブリッシング、2006年。ISBN 4-533-06411-6。
• - 関連項目: 日本の鉄道駅一覧

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