西ビサヤ地方

西ビサヤ地方

西ビサヤ地方は、フィリピン中部ビサヤ諸島に位置する地方の一つで、Region VI（第6地方）とも呼ばれています。その中心都市はイロイロ市です。この地域は、パナイ島、ギマラス島、そして周辺の島々から成り立っており、多様な自然と文化が共存しています。

歴史

西ビサヤ地方は1972年9月24日に地方制度が発足した際に設立されました。この地方の歴史は、その行政区画の変遷においていくつかの重要な出来事を経験しています。

2005年: 5月23日には、以前ミマロパ地方に属していたパラワン州が西ビサヤ地方に移管される決定がなされました。しかし、準備不足を理由に同年8月19日にこの移管は凍結されました。
2015年: 5月29日、西ネグロス州は新設されたネグロス島地方へと移管されました。しかし、このネグロス島地方は2017年8月9日に廃止され、西ネグロス州は再び西ビサヤ地方へと復帰しました。
2024年: 6月11日、ネグロス島地方が再び復活し、西ネグロス州は再びネグロス島地方へと移管されました。このように、西ビサヤ地方の行政区画は、時代の流れとともに変化を遂げてきました。

行政区分

現在の西ビサヤ地方は、以下の州と都市によって構成されています。

パナイ島

アクラン州
アンティーケ州
カピス州
イロイロ州
イロイロ市（高度都市化都市）

ギマラス島

ギマラス州（1992年にイロイロ州から分離）


過去の行政区画

ネグロス島: 西ネグロス州（1972年 - 2015年、2017年 - 2024年）
* パラワン島: パラワン州（2005年5月23日 - 8月19日）

住民

西ビサヤ地方には多様な民族が居住しており、各民族が独自の文化や伝統を保持しています。地域ごとの文化的な違いは、この地方の大きな特徴の一つです。

言語

この地域で主に使用されている言語は、イロンゴ語（ヒリガイノン語）です。イロンゴ語は、西ビサヤ地方の共通語として、地域住民のコミュニケーションに不可欠な役割を果たしています。

宗教

西ビサヤ地方の住民は、主にキリスト教を信仰しています。カトリック教会が多数を占めていますが、他のキリスト教宗派も存在します。また、伝統的な信仰も一部地域で継承されています。



西ビサヤ地方は、歴史、文化、自然が豊かな地域であり、その多様性が魅力となっています。観光地としても注目されており、今後もその発展が期待されています。

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