西ネグロス州

西ネグロス州について

西ネグロス州は、フィリピン中部のネグロス島西半分に位置する州です。2024年からはネグロス島地方（NIR）に属しています。州都はバコロド市ですが、バコロド市は州から行政的に独立した都市です。

地理

西ネグロス州は、ギマラス海峡を挟んでギマラス島（ギマラス州）と、さらにイロイロ海峡を挟んでパナイ島南部のイロイロ州に隣接しています。ネグロス島の東半分は東ネグロス州に接しており、タノン海峡を越えるとセブ州があります。西側のスールー海沖には、ミマロパ地方（MIMAROPA）に属するパラワン州のカガヤン諸島が点在しています。

特に西部の海岸一帯は、バゴ、ヒママイラン、カバンカランなどの都市を含み、タイマイ、アオウミガメ、ヒメウミガメの3種類のウミガメやカワゴンドウが生息する重要な場所です。沿岸のマングローブ林には、オバシギ、ホウロクシギ、カラフトアオアシシギ、アカノドカルガモ、カラシラサギ、ブンチョウなどの鳥類、そしてカキ、ミドリイガイ、イヨスダレ、ペガサスノツバサなどの貝類、さらにエビやカニなど、多種多様な生物が生息しており、生物多様性の宝庫となっています。この豊かな生態系は、2016年にラムサール条約登録地として国際的に認められました。

以前は西ビサヤ地方（Western Visayas）に属していましたが、2024年6月以降はネグロス島地方に再編されました。

産業

西ネグロス州の経済は、主にサトウキビの栽培と砂糖産業に大きく依存しています。製糖や精製といった砂糖関連産業が、この地域の経済活動の大部分を占めています。

その他

西ネグロス州に関するより詳しい情報は、現地の日本語メディア「ネグロスオクシデンタル情報 - listingal.com」でも確認できます。

この地域は、豊かな自然と独自の文化を持つ場所として知られており、訪れる人々を魅了しています。

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