ミマロパ地方

ミマロパ地方（MIMAROPA Region）について

ミマロパ地方は、フィリピン西部の地域で、正式名称を南西タガログ地方といいます。この地方は、ミンドロ島、マリンドゥク島、ロンブロン島、パラワン島の頭文字を組み合わせた「MIMAROPA」という通称で広く知られています。中心都市はカラパンですが、旧南タガログ地方時代の名残から、多くの地方官庁はマニラ首都圏のケソン市に置かれています。

名称

法令上の正式名称は南西タガログ地方（Southwestern Tagalog Region）ですが、一般にはミマロパ地方（MIMAROPA Region）として知られています。この名称は、ミンドロ（Mindoro）、マリンドゥク（Marinduque）、ロンブロン（Romblon）、パラワン（Palawan）の各州の頭文字を繋げたものです。2016年7月17日以前は、Region IV-Bという略称が用いられていました。

歴史

ミマロパ地方は、第二次世界大戦後、フィリピンの歴史とともに歩んできました。エドゥサ革命後のフィリピンの地方行政区分の変遷の中で、重要な転換期を迎えます。

2002年5月17日、南タガログ地方（Region IV）が二分割され、カラバルソン地方（Region IV-A）とミマロパ地方（Region IV-B）が誕生しました。この分割によって、それぞれの地域がより独立した行政運営を行うことができるようになりました。

2005年5月23日には、パラワン[[州]]を西ビサヤ地方に移動させるという大統領令が出されました。しかし、この決定は準備不足を理由に同年8月19日の行政命令によって凍結され、パラワン[[州]]はミマロパ地方に留まることになりました。

行政区画

2024年9月現在、ミマロパ地方は5つの州、2つの都市、71の自治体、そして1460のバランガイ（最小行政区画）で構成されています。以下にその詳細を示します。

ミンドロ島、ルバング島
西ミンドロ州（オクシデンタル・ミンドロ州）
東ミンドロ州（オリエンタル・ミンドロ州）
カラパン（構成都市、CC）
ボアク島（マリンドゥク島）
マリンドゥク州
ロンブロン島、タブラス島、シブヤン島
ロンブロン州
パラワン島
パラワン[[州]]
* プエルト・プリンセサ（高度都市化都市、HUC）


ミマロパ地方は、豊かな自然と多様な文化を持つ地域であり、フィリピンの重要な一部を担っています。これらの島々には、美しいビーチ、多様な生態系、そして独自の歴史と文化が息づいており、観光地としても注目されています。

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