西有田信号場

西有田信号場について

西有田信号場は、佐賀県西松浦郡有田町原明に位置する、九州旅客[[鉄道]]（JR九州）佐世保線の信号場です。この信号場は、単線区間での列車交換を円滑に行うために設けられました。

歴史

西有田信号場は、1979年（昭和54年）3月30日に日本国有[[鉄道]]によって開設されました。その後、1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化に伴い、JR九州に継承されました。

開設の背景

1976年、長崎本線・佐世保線の電化に伴い、特急「かもめ」と「みどり」が、国鉄初の分割併合を行う特急電車として、485系電車によって小倉駅・博多駅 - 長崎駅・佐世保駅間で運転を開始しました。しかし、当時は佐世保線が単線であったため、対向列車との行き違いが運行上の制約となっていました。特に、「みどり」の一部は佐世保線に乗り入れることができず、肥前山口駅で折り返すという状況でした。この問題を解決するため、1979年に西有田信号場が開設され、有田駅 - 早岐駅間での対向列車との行き違いが可能になりました。これにより、すべての「みどり」が小倉駅・博多駅 - 佐世保駅間で運行できるようになりました。

現在の状況

その後のダイヤ改正や、「かもめ」と「みどり」の分離運転、885系電車による白い「かもめ」の導入などの変化により、2018年3月のダイヤ改正時点では、定期列車での当信号場での行き違いは1日に3回のみとなっています。これは、普通列車同士の2回と、「みどり25号」と「みどり32号」の行き違いです。ただし、臨時列車が運転される場合は、ほとんどの列車が当信号場で行き違いを行います。

構造

西有田信号場は、2線を有する単線行き違い型の信号場です。見た目は一線スルー構造のように見えますが、実際にはすべての列車が進行方向左側の線路を使用します。佐世保方面へ向かう列車は、分岐器を通過するために前後に減速が必要です。

周辺

信号場のすぐそばには国道が通っており、国道35号と国道202号の分岐点である伊万里口交差点があります。この交差点には、西肥自動車（西肥バス）の同名のバス停留所があります。また、近くにはセブン-イレブン佐賀西有田店があります。

その他

松浦[[鉄道]]には、西有田駅がありますが、こちらは旧西有田町役場（現在の有田町役場）の近くに位置しており、当信号場とはかなりの距離があります。

隣の駅

九州旅客[[鉄道]]（JR九州）

■佐世保線

有田駅 - （西有田信号場） - 三河内駅

脚注

(省略)

関連項目

日本の信号場一覧

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