西東京バス楢原営業所

西東京バス楢原営業所

西東京バス楢原営業所は、東京都八王子市楢原町に拠点を置く営業所です。営業所記号はAで、八王子地区における重要な役割を担っています。ここでは、楢原営業所の概要、沿革、運行路線、廃止路線、そして中野学園車庫について詳しく解説します。

概要

楢原営業所は、八王子駅と武蔵五日市駅を結ぶ秋川街道沿いに位置し、恩方営業所と共に八王子地区のバス路線を運行しています。京王八王子駅・JR八王子駅を発着する路線を中心に、八王子市東部、日野市、あきる野市、昭島市、福生市の一部が運行エリアです。八王子市西部は主に恩方営業所が担当しています。

沿革

1971年5月：八王子地区で2番目の営業所として開設。
1982年：ボンネットバス「夕やけこやけ号」運行開始。
1988年：ボンネットバス「あきがわ号」運行開始。
1992年：八王子営業所を廃止、恩方営業所を開設。
1994年：中野学園車庫を開設。
2000年：青梅営業所から左40系統（拝島駅 - 西武滝山台 - 八王子駅）が移管（後に左02へ変更、2009年廃止）。
2005年：八王子市内の「3住宅」を中心に路線再編。
2007年：はちバスを除く全路線でPASMO導入。
2008年：創価大学・杏林大学方面の路線再編、大規模ダイヤ改正。
2009年：営業所社屋改築完了、青梅営業所から拝島駅 - 杏林大学間の3路線が移管。
2016年：杏林大学八王子キャンパス移転に伴い、ダイヤ改正と路線再編。
2021年：八王子市中心市街地循環バスの実証運行を開始。
2024年：ダイヤ改正、ひ06系統を国道16号経由に統一。

現行路線

楢原営業所では、多岐にわたる路線を運行しています。主な路線は以下の通りです。

八王子駅 - 宇津木台方面：大02、大03、大05、バ01
八王子駅 - 東海大学病院 - 日野駅方面：大11
八王子駅 - みつい台・創価大学・純心女子学園方面：16号01、16号04、16号06、16号11、左01、左03、い11、ひ02、ひ04、美49、直通、急行
八王子駅 - ひよどり山トンネル - 戸吹方面：ひ01、ひ03、ひ06、ひ08、秋63、直通、急行
八王子駅 - 中野団地方面：暁21、16号21
八王子駅 - 楢原町 - 上川霊園方面：秋01、秋02、秋03
八王子駅 - 工学院大学方面：工01、工02、直通
日野駅 - 宇津木台方面：日21
西八王子駅 - 八王子市役所方面：市02、市03、市04
拝島駅 - 工学院大学・純心女子学園方面：高月01、高月02、高月03
八王子市中心市街地循環バス

これらの路線は、地域住民の生活を支える重要な交通手段となっています。

廃止路線

過去には、社会情勢の変化や利用状況に応じて廃止・移管された路線も存在します。

八12、八25、八26、八27
八44、大01、大04（初代、二代）
16号02、16号03、16号05
左02、左03、左04、左05、左41、左42
ひ05（初代、二代）
高月01、雨01
秋11
市01、市11
西10、西11
高18
急行（八王子駅北口 - 純心女子学園 - 杏林大学）
直通（八王子駅北口 - 創価大学栄光門）
* 夕やけ小やけ号

楢原営業所中野学園車庫

中野学園車庫は、明治大学付属八王子中学校・高等学校の構内にあり、スクールバスの運行を受託しています。2010年に営業所記号Mが付与され、社番が5桁に統一されました。当初は中野学園所有の自家用バスを運行していましたが、後に西東京バス自社発注車に置き換えられました。

車両

楢原営業所では、国産4メーカーの車両を採用しています。1995年まではいすゞ自動車が指定メーカーでしたが、その後は親会社の京王電鉄バスと同様に日産ディーゼル製車両が中心となりました。近年では、いすゞ・エルガや日野・ブルーリボンIIも導入されています。また、狭隘路線向けに日野・レインボーHRやいすゞ・エルガミオも導入されました。

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