西鉄黒崎バスセンター

西鉄黒崎バスセンター：北九州の交通拠点

西鉄黒崎バスセンターは、福岡県北九州市八幡西区に位置するバスターミナルであり、西鉄バス北九州と北九州市交通局が乗り入れています。この記事では、バスセンターの概要から構造、そして黒崎駅周辺のバス乗り場について詳しく解説します。

歴史

元々、黒崎駅の国道3号を挟んだ向かい側に位置していた西鉄黒崎バスセンターは、狭いロータリー形式でした。1992年10月25日、西鉄北九州線の短縮に伴い、西黒崎駅にバスターミナルが併設され、停留所が乱立する状態となりました。1999年12月には西鉄黒崎駅前電停がコムシティに移転し、2002年3月には西鉄黒崎バスセンターが西鉄黒崎駅前駅隣に移転し、停留所が整理されました。

構造と発着ホーム

9本のバスホームを持つ西鉄黒崎バスセンターは、筑豊電鉄黒崎駅前駅と平面接続しています。バスレーンはランスルー方式で、バス走行路を挟んで北側に西→東方向、南側に東→西方向のホームが配置されています。

0番乗り場: 中央町・到津・小倉・砂津方面（1番のうち特別快速が停車）
1番乗り場: 中央町・到津・小倉・砂津方面（普通が停車）
2番乗り場: 中央町・小倉方面（22番、84番、北九州空港エアポートバス、小倉競輪場送迎バス）
3番乗り場: 祇園町・小倉方面・八幡営業所送り便
4番乗り場: バス待機所
5番乗り場: 黒崎終点便の降車専用、若松競艇場・飯塚オートレース場送迎バス、本城陸上競技場行き臨時便
6番乗り場: 黒崎終点便の降車専用、イベント臨時便
7番乗り場: 引野口・沖田・馬場山・香月・直方市方面（国道200号・211号ルート）
* 8番乗り場: 皇后崎・永犬丸・中間市・折尾・学研都市・古開・二島駅方面（市営バス）

電停に隣接した北側には西鉄・筑豊電鉄共通の定期券発売所があり、nimocaの販売・チャージに対応しています。かつては市営バスのひまわりバスカードのチャージも可能でしたが、現在は終了しています。南側には案内所がありましたが、2020年9月30日に閉鎖されました。

黒崎駅周辺のバス乗り場

黒崎駅バスターミナル

バスセンターの東、駅のペデストリアンデッキ直下にあり、主に市営バスが乗り入れています。西鉄は「黒崎駅バスターミナル」、市営は「黒崎駅」と呼称しています。

黒崎駅前（井筒屋前）

国道3号沿いの路面停留所で、小倉方面行きが井筒屋黒崎店前にあります。中央二丁目経由のバスが停車します。

黒崎駅前ふれあい通り

黒崎駅から南へ伸びる「ふれあい通り」にあり、祇園町経由で戸畑・小倉方面へ向かうバスや、八幡区内のローカル線が停車します。

黒崎四丁目

「ふれあい通り」沿いにあり、南へ通過する路線のみが停車します。

西黒崎バスターミナル（廃止）

西鉄北九州線の短縮によって設けられましたが、バスセンター移転に伴い廃止されました。現在はバス車両の待機所となっています。

熊西局前

国道200号沿いにあり、西黒崎駅最寄りのバス停となっています。

黒崎駅北口

黒崎駅北口駅前広場にあり、市営バスのみが停車します。

高速バス

北九州発着または経由する県外都市間高速バスは、引野口バス停から発着します。当バスセンターや黒崎駅周辺からは離れているため、乗り換えが必要です。

西鉄黒崎バスセンターは、黒崎地区における重要な交通拠点として、地域住民や観光客の移動を支えています。

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