読売旅行

株式会社読売旅行について



株式会社読売旅行(YOMIURI TRAVEL SERVICE)は、読売新聞東京本社が100%出資する旅行会社です。読売新聞の読者サービスとして設立され、地域に根ざした営業活動を展開しています。

特徴



読売旅行は、一般大衆向けのパックツアーの先駆けとして知られています。南極クルーズのようなユニークな商品も扱っており、幅広い旅行ニーズに対応しています。

バスツアーでは、都市部の主要駅だけでなく、地方の公共施設や交通の便が悪い場所からも出発するツアーを設定し、全国各地への旅行をサポートしています。かつては北海道から沖縄まで全国展開していましたが、近年は拠点の再編を進めています。

新聞折込チラシを中心とした販売手法を長く続けており、添乗員付きのバス旅行商品が地方で人気です。また、読売新聞社と共同で企画する「読売ロマンの旅」は、読売グループならではの強みを活かしたツアーとして知られています。プロ野球観戦ツアー(東京ドーム)、奈良国立博物館の正倉院展ツアー、読売巨人軍の海外キャンプや優勝旅行、読売日本交響楽団NHK交響楽団の海外演奏旅行、米メジャーリーグ観戦ツアーなど、国内外の様々なイベントを扱っています。

コンプライアンスと事業再編



2016年には、バス運賃の事前届出違反に関与したとして処分を受け、全社的なコンプライアンスの再構築に取り組みました。同時に地方拠点の再編を進め、2004年には106店舗あったものが、2019年8月には32店舗にまで減少しました。近年では、急速に拡大するWEB販売に対応するため、ホームページのリニューアルなどのWEB戦略を強化しています。

沿革



1962年:株式会社読売旅行会として設立(資本金300万円、全額読売新聞社出資)。
1966年:運輸大臣登録一般旅行業第91号として認可。旅行専門誌「旅行読売」創刊。
1970年:大阪支社が大阪万国博覧会事務局を開設。
1971年:株式会社読売旅行に改称、社旗を制定。
1972年:IATA(国際航空運送協会)公認代理店となり、国際航空券の発券を開始。
1994年:新社屋完成。
1996年:ヨミウリ・ツアコン大阪を設立、インターネットで旅行情報発信。
1997年:読売旅行アクティブを設立(後に廃業)。
1999年:中時読売旅行社を台湾・中国時報社と設立(後に閉鎖)。
2001年:資本金を1億円に増資。
2008年:風景写真を無断でチラシに掲載したとして、著作権法違反の疑いで家宅捜索を受ける。
2011年:著作権法違反で東京簡裁から罰金100万円の略式命令を受ける。
2012年道路運送法に違反した貸切バスを手配したとして、観光庁から注意を受ける。
2013年:農協観光、ベネフィット・ワン、日本旅行と委託契約を締結。台湾観光局と提携強化。「ツアーグランプリ2013」国内訪日部門で観光庁長官賞を受賞。豪華客船チャーターによる九州一周クルーズを実施。
2014年:複数の営業所を統合。
2015年:複数の営業所を統合。東京ドーム巨人戦観戦ツアーで、帝京平成大学と共同企画。
2016年:複数の営業所を統合。「ツアーコンダクター・オブ・ザ・イヤー2016」で会長賞を受賞。貸切バスの運賃違反で行政処分を受ける。
2017年:「鉄旅 OF THE YEAR」旅行会社部門準グランプリを受賞。複数の営業所を統合。「ツアーコンダクター・オブ・ザ・イヤー2017」で準グランプリを受賞。
2018年:「鉄旅 OF THE YEAR」旅行会社部門準グランプリを受賞。複数の営業所を統合。椙山女学園大学と産学連携プロジェクトを開始。ホームページをリニューアル。「ツアーコンダクター・オブ・ザ・イヤー2018」で奨励賞を受賞。
2019年:岡山営業所・中四国予約センターを開設。団体専用窓口を開設。
2020年北海道ツアー参加者による新型コロナウイルス感染クラスターが発生。

その他の取り組み



イメージキャラクターとして漫画『コボちゃん』を採用。
近畿日本ツーリスト楽天トラベルと提携。
「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2008」で優秀賞を受賞。
地方自治体とのタイアップでモニターツアーを実施。
タニタと提携した健康チェック付きバスツアーを企画。
結婚相手紹介サービス「ツヴァイ」とコラボレーションした婚活バスツアーを企画。
グループ企業の観光バス会社(株式会社読売観光バス)は2012年に事業を廃止。

関連会社



旅行読売出版社

脚注



役員人事に関する報道は、過去の報道資料をご参照ください。

読売旅行は、長年にわたり培ってきた旅行業のノウハウと、読売グループのネットワークを活かし、今後も様々な旅行プランを提供していくことが期待されます。

読売旅行 公式サイト
旅行読売 出版社 公式サイト
フォートラベル 読売旅行 サイト

もう一度検索

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。