谷津 (上尾市)

谷津（やつ）概要

谷津は、埼玉県上尾市に位置する地域で、正式な行政地名は谷津一丁目と二丁目です。この地域は住居表示が実施されており、郵便番号は362-0042です。上尾市の統計資料によれば、谷津は上尾地区に属しています。

地理

谷津は埼玉県の中心部にあたり、大宮台地と鴨川の左岸に広がる低地で構成されています。起伏に富んでおり、地域の発展が見られます。東側は高崎線によって仲町や愛宕と接続しており、南は西宮下、北は柏座、西には富士見と隣接しています。全域が市街化区域に指定されており、特に駅前の北東部は商業施設が集まるエリアとなっています。それ以外のエリアは主に第一種住居地域や第二種住居地域で、いくつかの耕作地もあり、特に住宅地が広がっています。駅に近く、上尾駅からの交通アクセスが良く、西口駅前広場は谷津内に位置し、川越市行きのバスや羽田空港への連絡バスが運行されています。

地価

2018年時点での谷津の住宅地地価は、谷津二丁目の地点で1平方メートルあたり14万6000円と報告されており、安定した住宅需要が伺えます。

歴史

谷津は江戸時代から存在し、武蔵国足立郡の一部である谷津村として知られていました。元々は柏座村の一部でしたが、正保から元禄時にかけて春日谷津村と分かれ、独立した村となりました。その後、数度にわたる行政区分の変更を経て、1875年には幕府領から旗本柴田氏の知行地となり、1868年には武蔵知県事の管轄下に置かれました。様々な歴史を重ねて、明治時代には上尾町が設立され、現在の上尾市となりました。

地域の施設としては、上尾市役所の出張所、郵便局、警察署、大学、商業施設などが充実しており、生活に必要なインフラが整っています。また、地域の文化イベントとして谷津の大山灯籠行事や盆踊り大会などが行われ、多くの人々に親しまれています。

交通

谷津の東側にはJR東日本の高崎線が通っており、最寄りの上尾駅からは交通の便が良いが、直接の鉄道駅は存在しません。バスの便も多く、上尾駅西口からの路線バスが充実しています。将来的には、都市計画道路が整備される予定です。

地域活動

住民による地域活性化が進められており、町内会や地域のイベントへの参加が促されています。谷津は市民の交流の場としても重要な役割を果たしています。

以上のように、谷津は歴史的背景や交通の利便性を備えた魅力的な地域であり、住みやすい環境が整った住宅地として多くの人々に支持されています。

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