透明天狗

映画『透明天狗』について

1960年に大映が製作・配給した時代劇映画『透明天狗』は、弘津三男が監督を務めました。

あらすじ

物語は、青江武太夫が五人の大奥側用人の陰謀によって切腹を命じられるところから始まります。それから一年後、長屋で暮らす浪人・松平新八郎の隣人である目明しの清吉が、何者かに殺害されます。現場には「透明天狗」と書かれた紙切れが残されていました。新八郎の叔父である大目付・松平備中守は、武太夫の息子・数馬に疑いの目を向けます。数馬は事件後、行方不明になっていました。

さらに、武太夫の事件に関与した根来重四郎も殺害され、事件は混迷を深めます。新八郎は透明天狗の正体を突き止めようとしますが、なかなか捕らえることができません。事件の真相を知り、数馬の境遇に同情した新八郎は、彼を救うことを決意します。

スタッフ

監督：弘津三男
製作：三浦信夫
企画：浅井昭三郎
脚本：吉田哲郎
撮影：牧浦地志
美術：上里義三
音楽：渡辺岳夫
録音：奥村雅弘
照明：斎藤良彰

キャスト

佐々木昌之助/透明天狗：島田竜三
松平新八郎：中村豊
お仙：近藤美恵子
八重：真城千都世
松平備中守：荒木忍
清吉：南部彰三
阿部山城守：尾上栄五郎
青江武太夫：志摩靖彦
根来重四郎：寺島貢
権堂兵之進：市川謹也
阿井近江守：原聖四郎
萩江：綾英美子
志津：橘公子
金六：夢路いとし
銀八：喜味こいし
喜平：石原須磨男
相田隼人：堀北幸夫
桜井主水：沖時男
柴田遠江守：岩田正
袴田一臣：浜田雄史
門番（一）：旗孝思
門番（二）：藤井寛志

その他

同時上映作品は『銭形平次捕物控 美人蜘蛛』でした。

本作は、大映ビデオミュージアムシリーズの一作としてビデオソフトが発売されたほか、2016年にはデアゴスティーニ・ジャパンからDVDマガジン『大映特撮DVDコレクション』第54号としても発売されました。

参考文献

allcinema: https://www.allcinema.net/cinema/18942
KINENOTE: https://www.kinenote.com/main/public/cinema/title.aspx?cinema_id=24276

外部リンク

allcinema: https://www.allcinema.net/cinema/18942
[日本映画]]データベース: [https://jfdb.jp/title/3179
KINENOTE: https://www.kinenote.com/main/public/cinema/title.aspx?cinema_id=24276
[IMDb]]: [https://www.imdb.com/title/tt0221744/
[日本映画]]情報システム(アーカイブ): [https://web.archive.org/web/20210830163651/http://www.japanese-cinema-db.jp/details.cgi?movieid=15400

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