金秀壮

金秀壮（キム・スジャン、1957年11月15日 - ）は、韓国・ソウル市出身の囲碁棋士で、韓国棋院に所属し九段の段位を持っています。1974年に入段して以来、数々の棋戦で活躍し、韓国囲碁界において重要な役割を担ってきました。

経歴

1974年、プロ棋士としての第一歩を踏み出しました。1978年には三段の時に、早くも国手戦でタイトルに初挑戦しましたが、当時最強と謳われた曺薫鉉九段に0-3で敗れました。この挑戦は、若き金秀壮の実力を示すと共に、今後の飛躍を予感させるものでした。

1984年には名人戦の挑戦者となるなど、国内棋戦で着実に実績を積み重ねました。1988年にはKBS杯バドゥク王戦で準優勝を果たし、その実力を改めて証明しました。

国際棋戦にも積極的に参加し、1989年にはIBM早碁オープン戦に出場、1回戦で東野弘昭に敗れました。1990年のテレビ囲碁アジア選手権戦では、1回戦で劉小光に勝利しましたが、準決勝で武宮正樹に敗れました。そして、1992年の東洋証券杯世界選手権戦では、車敏洙、武宮正樹を破りベスト8に進出しましたが、趙治勲に敗れました。1993年に九段へと昇段しています。

韓国囲碁リーグでは、2007年に新星建設チーム、2008年には第一火災チームで出場するなど、チーム戦でもその存在感を示しました。

棋歴

国際棋戦
東洋証券杯世界選手権戦 ベスト8 (1992年)

国内棋戦
国手戦 挑戦者 (1978年)
名人戦 挑戦者 (1984年)
KBS杯バドゥク王戦 準優勝 (1988年)

金秀壮は、その粘り強い棋風と卓越した戦術眼で知られ、多くの囲碁ファンに愛されています。兄の金秀英七段も囲碁棋士であり、兄弟で囲碁界に貢献しています。

外部リンク

韓国棋院「김수장(金秀壯)」

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