銀川河東国際空港

銀川河東国際空港は、中国北西部の寧夏回族自治区の首府である銀川市に位置する重要な空港です。霊武市臨河鎮にあり、銀川市の中心部から約19km、黄河の近くに位置しています。

歴史

1995年12月28日に中国国務院と中央軍事委員会によって空港建設が承認され、1997年9月に開港しました。開港当初は小規模な空港でしたが、2000年12月26日にはボーディング・ブリッジが導入され、利便性が向上しました。2004年4月には、空港管理が民航総局から寧夏機場集団に移管されました。その後、2004年10月には、寧夏機場集団が陝西省機場管理集団公司に吸収合併されることが決定し、運営体制が変更されました。

2007年7月には香港線が開設され、国際路線が拡充されました。2008年6月6日には新ターミナルビルが運用を開始し、旧ターミナルビルは国際線専用として利用されるようになりました。2008年10月29日には、中国の平和維持活動部隊がこの空港からコンゴ民主共和国のキンシャサに向けて出発し、また、同年12月10日には、メッカ巡礼のためのチャーター便が運航されるなど、国際的な役割も担っています。2013年7月23日には、民航局が銀川河東空港を銀川河東国際空港に名称変更することを承認し、国際空港としての地位を確立しました。

就航路線

銀川河東国際空港は、国内外の様々な都市への路線が就航しています。国内線では、北京、上海、広州などの主要都市をはじめ、済南、太原、成都、ウルムチ、西安、南京、長沙、青島、天津、海口、武漢、鄭州、杭州、昆明、重慶など、中国各地の都市を結んでいます。国際線では、香港、台北、ドバイ、大阪、名古屋など、アジアの主要都市への直行便が運航されています。

主な就航航空会社と路線は以下の通りです。

国内線
中国国際航空：北京/首都、済南、太原、成都
中国東方航空：北京/首都、上海/浦東、広州、西安
中国南方航空：北京/首都、広州、ウルムチ、西安、南京、長沙
海南航空：北京/首都、広州、青島、天津、太原、西安、海口
天津航空：天津、太原、武漢、鄭州、杭州
山東航空：済南、太原
上海航空：上海/浦東、上海/虹橋
深圳航空：深圳、西安
四川航空：昆明、成都
鯤鵬航空：西安
華夏航空：重慶
吉祥航空：上海/浦東

国際線
中国東方航空：香港、台北/桃園
中国南方航空：香港
四川航空：ドバイ
吉祥航空：大阪/関西
春秋航空：名古屋/中部

その他の情報

銀川河東国際空港は、旅客輸送だけでなく、貨物輸送においても重要な役割を担っています。また、空港周辺には、ホテルやレストランなどの施設があり、利用者の利便性を高めています。

関連情報

国際空港の一覧
アジアの空港一覧
中華人民共和国の空港の一覧
航空交通管制
銀川賀蘭山空港

外部リンク

西部機場集団（中国語）
Yinchuan Hedong International Airport （英語）

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