長沼町 (八王子市)

東京都八王子市 長沼町の詳細

長沼町は、東京都八王子市の東部に位置する、住居表示未実施の単独町名です。浅川と多摩丘陵に挟まれた細長い地形が特徴で、田畑が点在するのどかな風景が広がります。南端には都立長沼公園があり、自然豊かなハイキングコースが整備されています。

地理

長沼町は、東で日野市平山、西で北野町・打越町、南で下柚木・南陽台・絹ケ丘、北で日野市西平山と隣接しています。この地域は、浅川と湯殿川の2つの河川に囲まれており、これらの川がもたらす豊かな自然環境が特徴です。

河川

町内には以下の河川が流れています。

浅川
湯殿川

これらの河川は、地域の自然環境を形成する上で重要な役割を果たしています。

地価

2014年1月1日の公示地価によると、長沼町765番5の地点で住宅地の地価は1平方メートルあたり14万8000円となっています。

歴史

地名の由来

長沼という地名の由来には、2つの説があります。

1. 武蔵七党の一つである西党長沼氏がこの地に居たという説。
2. 浅川と湯殿川の伏流水によってできた大きな沼があったという説。

また、かつて南多摩郡内には「長沼」という地名が複数存在したため、1878年（明治11年）に現在の稲城市にあたる長沼と区別するために「西長沼」と改称されました。この際、稲城市の長沼は「東長沼」とされました。

沿革

長沼町の歴史は以下の通りです。

1874年（明治7年）：大区小区制により、第九大区二小区となる。
1878年（明治11年）：郡区町村制施行。神奈川県南多摩郡西長沼村となる。
1889年（明治22年）：町村制施行により、小比企村、片倉村、宇津貫村、北野村、打越村、西長沼村が合併し由井村が成立。西長沼村は由井村大字西長沼となる。
1955年（昭和30年）：由井村が八王子市へ編入され、由井村大字西長沼は八王子市大字西長沼となる。
1956年（昭和31年）：町名変更により八王子市大字西長沼が長沼町となる。
1983年（昭和58年）：絹ケ丘一丁目が成立し、住居表示が実施される。

世帯数と人口

2017年12月31日現在の世帯数と人口に関する情報は、提供されたデータには記載されていません。

小・中学校の学区

市立小・中学校の学区に関する詳細な情報は提供されていません。

交通

鉄道

最寄りの駅は京王電鉄京王線の長沼駅です。ただし、居住エリアによっては、平山城址公園駅や北野駅も利用されます。

バス

八王子市が運行するコミュニティバス「はちバス」と京王電鉄バスが運行しています。

はちバス

東部コース：日本邸宅団地・NEC団地東・日生団地行
東部コース：あったかホール・北野駅北口・片倉台経由JR片倉駅行

京王電鉄バス

系統なし：八王子駅北口 - 京王八王子駅 - あったかホール - 八王子車庫

道路・橋梁

東京都道173号上館日野線（北野街道）
東京都道174号長沼北野線
春日橋（湯殿川）
長沼橋（浅川）
長沼陸橋

施設

教育

八王子市立長沼小学校

公園

都立長沼公園
向河原公園
山下公園
ほたる公園
両田公園

商業

京王電鉄バス八王子営業所
京王重機整備北野事業所
業務スーパー八王子店
セイムス北野店
中日本高速道路東京支社 東京工事事務所
山田うどん八王子長沼店
ローソン八王子長沼町店
セブンイレブン八王子長沼町店
ビッグ・エー八王子長沼町店
カワサキフリーダムナナ八王子本店（レンタル819）
ピザーラ東八王子店

主な小字

殿谷戸（とのがやと）：現在の下柚木。長沼氏の居館があったとされる。
大谷戸（おおやと）：西谷戸と合併し絹ケ丘団地となっている。
中谷戸（なかやと）：八王子バイパス中谷戸インターチェンジがある場所とは異なっている。

関連項目

* 長沼町 (曖昧さ回避)

脚注

この情報は、Web八王子事典などの参考文献を基に作成しました。

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