長野千石劇場

長野千石劇場は、長野県長野市南石堂町に位置する映画館です。長野駅前の賑やかな千石街の小路に面しており、駅周辺では唯一の映画館として親しまれています。周辺の映画館が権堂町に集まる中、駅前に位置する貴重な存在です。

1950年（昭和25年）に開館した千石劇場は、当時県内80館ほどあった映画館の中で、初めて鉄筋コンクリート造りを採用した画期的な建物でした。開館当初は、2階席までを有する大劇場として、主にハリウッド映画を上映していました。しかし、上映作品数を増やすため、後に2階席を分割し、3つのスクリーンを持つ映画館へとリニューアルされました。また、長野東映の閉館に伴い、東映作品の上映も開始しました。

かつては、イトーヨーカドー長野店5階にあったミニシアター「シネマポイント」も千石劇場が運営していました。しかし、イトーヨーカドー長野店とシネマポイントは、2020年（令和2年）に閉店しています。

沿革

1950年（昭和25年）12月16日 - 開館。開館記念として、日劇ダンシングチームによるショーが開催されました。
1988年（昭和63年） - ミニシアター「千石小劇場」（後のシアター3）を新設しました。
1998年（平成10年） - イトーヨーカドー長野店（権堂町）5階にミニシアター「シネマポイント」が開館し、千石劇場が運営を担当しました。
1999年（平成11年） - 2階席を分離し、3スクリーン体制となりました。
2006年（平成18年）8月 - 長野東映（権堂町）の閉館に伴い、東映作品の上映を引き継ぎました。

スクリーン

3つのスクリーンがあり、総座席数は340席です。

アクセス

JR・長野電鉄・しなの鉄道「長野駅」から徒歩3分。
土日祝日には、長野電鉄の割引きっぷ「ながでんシネマきっぷ」が利用できます。

関連項目

シネマライツ8：松本興行の子会社が松本市で運営するシネマコンプレックス。
長野市内の映画館
営業中
長野グランドシネマズ（権堂町）
長野松竹相生座／長野ロキシー1・2（権堂町）
閉館（2000年以降）
長野東宝グランド劇場（権堂町） - 1966年〜2006年
長野東宝中劇（権堂町） - 1948年〜2007年
長野東映劇場（権堂町） - 1958年〜2006年
ニュー商工（西鶴賀町） - ※成人[[映画館]]、1927年〜2012年
ギャラリー・コム（川合新田）
シネマポイント（権堂町） - 1998年〜2020年

外部リンク

長野千石劇場ホームページ

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