長野県道376号長野停車場岡田線

長野県道376号長野停車場岡田線

長野県道376号長野停車場岡田線は、長野県長野市の長野駅から国道19号に至る、かつて存在した全長約500mの一般県道です。2018年4月1日に廃止され、現在は長野市道として管理されています。

路線概要

この県道は、長野駅を起点とし、市街地を東西に横断していました。起点は長野駅東口に位置し、終点は国道19号との交差点である岡田町南交差点でした。県道としての実延長は380mで、幅員は4車線でした。

県道指定当時は、長野県道32号長野停車場線と起点部分で重複しており、長野駅前交差点から末広町交差点までの約120m区間が重複区間でした。

歴史と変遷

2018年、中央通りの管理一元化に伴う周辺県道の再編により、長野県道376号は廃止されました。県道区間は長野市に移管され、長野駅前交差点から末広町交差点までは長野市道長野西944号線、末広町交差点から岡田町南交差点までは長野市道長野西945号線となりました。

道路の特徴

この県道は、その区間によって異なる様相を見せていました。

末広通り (長野駅前交差点～末広町交差点):
この区間は「末広通り」と呼ばれ、長野駅開業時に駅前から放射状に開かれた3本の新道の一つです。沿道には雑居ビルや飲食店が立ち並ぶ繁華街を形成しています。この賑わいは、末広町交差点で接続する中央通りへと続いており、駐車監視員による重点監視区域にも指定されています。

ターミナル通り (末広町交差点～岡田町南交差点):
一方、「ターミナル通り」と呼ばれる末広町交差点から岡田町南交差点までの区間は、オフィスビルが立ち並ぶ落ち着いた街並みです。県内最大の銀行である八十二銀行本店や、長野バスターミナルが位置し、通り名の由来となっています。

交差する道路

長野駅前交差点（旧起点）
長野市道（長野大通り）
長野県道32号長野停車場線（ターミナル南通り）
末広町交差点
長野市道（中央通り）
岡田町南交差点（旧終点）
国道19号（県庁通り）

沿道の主な施設

この県道沿いには、様々な商業施設やオフィスビルが立地していました。

ウェストプラザ長野
ドン・キホーテ 長野駅前店
ナカジマ会館ビル
野村證券 長野支店
末広町ビルディング（Nacs末広）
ホテルサンルート長野
長野駅前バス停（9番のりば）
南石堂興産ビル
八十二カード 本社
長栄第2ビル
八十二銀行 長野駅前支店
長栄ビル
みずほ証券 長野支店
大樹生命長野ビル
大樹生命保険 長野営業部
日本振興銀行 長野店
大和証券 長野支店
長野第一生命ビルディング
第一生命保険 長野支社
損保ジャパン長野ビル
損害保険ジャパン 長野支店
ニッセイ長野ビル
八十二銀行 本店
八十二投資顧問
日本銀行 長野事務所
住友生命長野岡田町ビル
住友生命保険 長野支社
長野バスターミナル
八十二証券 長野支店

まとめ

長野県道376号長野停車場岡田線は、短距離ながらも長野駅周辺の交通と都市機能において重要な役割を果たしていた県道でした。廃止後、市道として再編され、現在も地域を支える道路として利用されています。

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