門前清自摸和

門前清自摸和（メンゼンチンツモホー）

門前清自摸和、通称「ツモ」は、麻雀における役の1つで、1翻です。鳴き（副露）をせずに、自分のツモだけで聴牌し、和了した場合に成立します。

成立条件

門前であること: 鳴き（チー、ポン、カン）をしていない状態であること。
ツモ和了であること: 自分で引いた牌（ツモ牌）で和了すること。

これらの条件を満たすことで、「門前清自摸和」の役が成立します。

門前清自摸和の特徴

基本的な役: 立直や役牌と並んで、麻雀の基本的な役と見なされます。
複合性: ロンでしか和了れない搶[[槓]]、河底撈魚を除く全ての非役満役と複合します。

注意点

ロン和了の場合: 門前であっても、ロン和了の場合は門前清自摸和は成立しません。ただし、ロン和了の場合は符計算において門前加符10符が与えられます。
平和との複合: 本来は平和とは複合しないルールが一般的ですが、平和との複合を認めるルールも存在します。
対々和との複合: 対々和と複合した場合、四暗刻（役満）となる場合があります。

牌姿の例

（例1）ツモのみのケース

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🀀🀀🀀🀁🀁🀁🀂🀂🀂🀏🀏🀏🀐 ツモ🀐


この例では、和了役はツモのみです。一筒の暗刻8符 + 嵌張待ち2符 + ツモ符2符で40符1翻となり、子の場合は400-700、親の場合は700オールとなります。
他に役がないため、ロン和了はできない形です。

（例2）他にも役があるケース

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🀔🀔🀔🀙🀚🀛🀝🀞🀟🀎🀎🀎🀐 ツモ🀐


この例では、和了役はタンヤオ、平和、三色同順、一盃口であり、これにツモの1翻が加わって計6翻となります。ツモ和了したことで満貫ではなく跳満になったケースです。

ただし、一部の地域ではツモと平和の複合を認めないルールが採用されている場合があり、その場合は平和が消滅して満貫となります。

まとめ

門前清自摸和は、麻雀の基本でありながら奥深い役です。成立条件を理解し、積極的に狙っていくことで、麻雀の楽しさがさらに広がります。

関連項目

麻雀の役一覧
* 麻雀用語一覧

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