関東鉄道守谷営業所

関東鉄道守谷営業所の詳細

関東鉄道守谷営業所は、茨城県守谷市百合ケ丘一丁目に拠点を置く、関東鉄道のバス営業所です。営業所略記は「MR」で、主に守谷市を中心とした地域でバス路線を運行しています。

歴史

2017年12月16日、関東鉄道は水海道営業所と取手営業所を統合し、新たに守谷営業所を開設しました。この統合の背景には、つくばエクスプレス沿線の開発に伴う需要の増加がありました。回送距離の短縮と燃料費削減による効率化を目指し、より地域ニーズに合致したバス運行体制の構築が目的とされました。

運行路線

守谷営業所が管轄する路線は、常磐線取手駅、常総線・つくばエクスプレス守谷駅を起点として、周辺の住宅地を結ぶものが中心です。運行エリアは、取手市、つくばみらい市、守谷市、常総市、坂東市に及びます。

一般路線

守谷市内を発着する路線では、運賃上限が230円（現金・ICカード共通）に設定されています。以前は曜日限定の昼間割引サービスも提供されていましたが、2021年3月26日をもって終了しました。

主な路線は以下の通りです。

守谷駅西口 - 守谷市役所 - 守谷高校入口 - 久保ケ丘三丁目 - 新守谷駅
守谷駅西口 - 新守谷駅入口 - 御所ケ丘 - 研修センター前 - 北守谷公民館（北守谷シャトル）
守谷駅西口 - 市民交流プラザ前 - 小絹中学校 - きぬの里
守谷駅西口 - 市民交流プラザ前 - 小絹中学校 - きぬの里 - 内守谷工業団地
守谷駅西口 - 市民交流プラザ前 - 小絹中学校 - きぬの里 - ミュージアムパーク茨城県自然博物館
守谷駅西口 - 市民交流プラザ前 - 小絹中学校 - きぬの里 - 自然博物館入口 - 辺田三差路 - 岩井局前 - 岩井バスターミナル（急行坂東号）
守谷駅西口 - 神田山 - 辺田三差路 - 岩井局前 - 岩井バスターミナル（直行坂東号）
守谷駅西口 - けやき台 - 美園 - けやき台 - 守谷駅西口（美園循環）
守谷駅東口 - けやき通り中央 - 谷井田 - 山王局前 - 取手駅西口
守谷駅東口 → けやき通り中央 → 守谷駅東口（みずき野循環）
取手駅西口 - 山王局前 - 谷井田 - 豊体
取手駅東口 - 井野団地 - 取手駅東口（井野団地循環）※均一運賃
取手駅東口 - 井野団地 - JAとりで総合医療センター
取手駅西口 - 取手中央タウン - 江戸川学園
取手駅西口 - JAとりで総合医療センター

これらの路線のうち、★印が付いている路線では、かつて深夜バスが運行されていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響による乗客減少のため、2020年途中から運休となり、2021年12月20日のダイヤ改正で正式に廃止されました。

コミュニティバスの受託運行

守谷営業所では、以下の自治体のコミュニティバスの運行も受託しています。

モコバス（守谷市）
みらい号（つくばみらい市）
坂東号（坂東市）
取手市コミュニティバス（取手市）※竜ヶ崎営業所と共同運行
JOY BUS（常総市）※つくば中央営業所と共同運行

企業・スクールバスの受託運行

守谷駅西口 - キヤノンエコロジーインダストリー
取手駅西口 - キヤノン取手事業所
つくばセンター - 水海道駅 - 守谷駅西口 - 江戸川学園取手中学校・高等学校
取手駅東口 - 江戸川学園取手小学校
守谷駅西口 - 江戸川学園取手小学校

その他送迎バスの受託運行

取手競輪場ファン送迎バス（取手駅西口 - 取手競輪場）

廃止路線

過去には、以下の路線が廃止されました。

守谷駅西口 → 守谷市役所 → 守谷高校入口 → 久保ケ丘 → 小絹中学校 ※深夜バス
水海道駅 - 神田山 - 岩井バスターミナル ※2018年3月31日限り
取手駅西口 → 戸頭駅入口 → 守谷駅西口 → 久保ケ丘 → 水海道駅 ※深夜バス（毎週金曜深夜と休前日前夜のみ。2019年1月18日をもって運行終了）
守谷駅西口 - SMC筑波技術センター（サワキ観光へ移管）
守谷駅西口 - 日本ファブテック株式会社（旧東京鉄骨）
取手駅西口 - 取手中央タウン - 取手スポーツセンター - 戸頭駅（2024年3月31日廃止）
* 取手競輪（守谷駅 - 取手競輪場、守谷駅西口 - 戸頭駅 - 取手競輪場) (2024年3月を以って廃止)

車両

営業所開設当初は、水海道と取手から転属した84台のバスで運行を開始しました。一般路線バスは全車バリアフリー対応です。2018年には、守谷営業所初の新車として、いすゞエルガハイブリッドが3台導入されました。2020年には、水戸営業所から三菱エアロスターノンステップバスが転属しています。2023年には、中国BYD製の電気バス（BYD・K8）2台が導入されました。

中古車両としては、京成バスからの移籍車が主に使用されています。2020年には東京ベイシティ交通から日野ブルーリボンハイブリッドノンステップバスが2両導入されましたが、1両は後に他営業所に転出し、もう1両も2023年に別の営業所へ転出しています。2023年には、国際興業バスと川崎鶴見臨港バスからいすゞエルガが導入されており、国際興業バスからの車両は常総筑波鉄道の復刻カラーで運行されています。

守谷営業所は、地域社会の重要な交通インフラとして、安全で快適なバスサービスの提供に努めています。

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