高柳町

新潟県刈羽郡高柳町（たかやなぎまち）

高柳町は、かつて新潟県刈羽郡に存在した町です。2005年5月1日に西山町とともに柏崎市へ編入合併し、その歴史を閉じました。合併後、旧高柳町域には地域自治区「高柳町」が2015年4月まで設置されていました。

地理

高柳町は典型的な中山間地域であり、その全域が特別豪雪地帯に指定されていました。豊かな自然に恵まれ、以下の特徴的な地理的要素がありました。

山：黒姫山
河川：鯖石川

隣接していた自治体（2005年4月30日時点）

柏崎市
長岡市
十日町市
上越市

歴史

沿革

1889年4月1日：町村制施行に伴い、岡田村、岡野町村、高尾村、漆島村、荻ノ島村、門出村、栃ヶ原村、山中村、石黒村が成立。
1901年11月1日：岡田村、岡野町村、高尾村、漆島村、荻ノ島村、門出村、栃ヶ原村、山中村が合併し、高柳村が誕生。
1955年4月1日：石黒村を編入。
1955年11月3日：町制を施行し、高柳町となりました。
2005年5月1日：西山町とともに柏崎市へ編入され、柏崎市高柳町となりました。

行政

最後の町長：樋口昭一郎（1991年4月30日から）

産業

1990年代以降は「じょんのび村」に代表されるグリーンツーリズムが盛んでした。

教育

町内には以下の学校がありましたが、いずれも閉校となっています。

高柳中学校
高柳小学校
門出小学校

交通

鉄道

町域には鉄道路線がありませんでした。最寄りの駅は、安田駅、柏崎駅、十日町駅、まつだい駅などでした。かつて柏崎市から高柳町を経て十日町市を結ぶ刈羽鉄道の建設計画が存在しました。

道路

一般国道：国道252号、国道353号
主要地方道：新潟県道12号松代高柳線、新潟県道13号上越安塚柏崎線、新潟県道56号小千谷大沢線、新潟県道78号大潟高柳線
道の駅：じょんのびの里高柳

名所・旧跡・観光スポット

新潟県立こども自然王国
荻ノ島かやぶき環状集落
門出かやぶきの里
貞観園
棚田
鯖石川ダム
高柳町温泉保養センター「月湯女荘」
狐の夜祭り
雪まつり「YOU・悠・遊」

出身有名人

矢代隆義（第86代警視総監）
* 村山久良女（明治期の女性俳人）

高柳町は、豊かな自然と歴史、そして人々の温かさが息づく場所でした。合併によりその名は消えましたが、その記憶は今も人々の心に残り続けています。

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