髙木七海

髙木 七海（たかぎ ななみ）

日本の女優、タレント、そして事業家として多角的な活動を展開する髙木七海氏は、そのキャリアをモータースポーツ界からスタートさせました。2013年から2015年にかけて、スーパーGTにおいてJLOCランボルギーニチームのレースクイーンとして、またチームのサポートスタッフとしても従事し、レースファンにその存在を知られるようになります。この期間を通じて、モータースポーツ関連のイベントや雑誌など、モデルとしても精力的に活動の場を広げていきました。

オート関連のイベントでは、2011年から大阪オートメッセ、そして2015年からは東京オートサロンで車横モデルを務めるなど、長年にわたり主要なモーターイベントの華として活躍しています。また、スーパーダートトライアルのイメージガール（2016年～2019年）や、沖縄モータースポーツフェスティバルでのステージモデル、BMW Miniの車横モデルなど、様々なモータースポーツ関連の場で活躍しました。これらの活動と並行して、ホール情報誌『ジャンバリ』のアイドルユニット「ジャンバリ天使」としての活動や、JCOM主催の神戸ファッションウィークでのモデル、旅情報誌『るるぶ』や雑誌『GAL PARADICE』への掲載、コスメブランド「ミズカガミ」の公式アンバサダー、WINS梅田のWINSガールを務めるなど、モデルとしての活動分野は非常に多岐にわたります。

俳優としてのキャリアは、2015年に田中壱征監督の映画『ぬくもりの内側』のオーディションに合格したことから本格的に始まります。これが彼女にとって初めての映画出演となり、服部佐紀役を演じました。この作品は2022年に厚生労働省の推薦を受けて公開されています。この出会いを機に、田中監督に師事し、俳優としての研鑽を積んでいきます。その成果の一つが、沖縄本土復帰50周年記念映画として製作され、2023年の沖縄国際映画祭に正式出品された田中壱征監督作品『風が通り抜ける道』です。この作品で、髙木氏は沖縄に移住した関西出身のカフェアテンダント「月皐（つき さつき）」役を演じ、山田邦子氏や具志堅用高氏ら多彩なキャストと共演しました。さらに、『風が通り抜ける道』のスピンオフ作品である大原誠弍監督の映画『虹、結』（2024年公開予定）では、「月皐」役として初めてメインキャストに抜擢され、俳優としての重要な一歩を踏み出しました。春風亭昇太氏や仲田幸子氏といった個性豊かな俳優陣との共演が注目されています。

映像作品以外でも、その活動は多岐にわたります。舞台では「YES.I AM」に出演し、アイルトン・セリーナ役を演じました。テレビ番組では、BBCびわ湖放送の『勇さんのびわ湖カンパニー ガチンコプレス』やKBS京都の『勇さんのびわ湖バイタル研究所』にレギュラー出演するなど、関西地方を中心にバラエティ番組で親しまれています。その他にも、テレビ東京の『最強大食い王決定戦2024』、朝日放送の『ビーバップハイヒール』、テレビ大阪の『P-1ぱち友倶楽部』、サンテレビの『Like a Wind』やレギュラー出演した『BULL ROCK TV』など、様々な番組に出演経験を持ちます。CMやWEB広告にも登場しており、2015年にはユニバーサル・スタジオ・ジャパンのCMに、またWEB広告ではP&Gの電気歯ブラシ「Brown Oral-B」に出演しています。

モデル、俳優、タレント活動に加え、MCとしても活躍しており、JCOMの番組「咲々ROCK」ではパーソナリティを務め、モーターサイクルショー「American」ではブースMCを担当しました。また、ラジオ番組「ラジオ岸和田」へのゲスト出演経験もあります。

このように、髙木七海氏はレースクイーンやモデルとして基盤を築いた後、俳優として映画を中心に飛躍的なキャリアを歩みつつ、テレビタレント、MC、広告モデルなど、その活躍の場を広げ続けています。多分野で培われた経験を活かし、今後のさらなる飛躍が期待されるアーティストです。

もう一度検索