麻布警察署

麻布警察署

麻布警察署は、東京都港区六本木四丁目に所在する警視庁の警察署です。第一方面本部に所属し、約380名の署員が勤務する大規模警察署であり、署長は警視正が務めます。

概要

港区の中央部、都内でも有数の繁華街である六本木を抱える麻布地区を管轄しています。管内には指定暴力団・稲川会本部や六本木ヒルズといったランドマークに加え、フランス、ドイツ、中国、韓国、ロシアなど、多くの主要国の大使館が集中しています。そのため、国際的な事件や要人警護など、多様な事案に対応しています。識別章所属表示はMN、車両の対空表示は「麻」です。

所在地・管轄区域

所在地：東京都港区六本木四丁目7番1号
最寄駅：都営大江戸線、東京メトロ日比谷線 六本木駅

管轄区域

旧麻布区の大部分を охватывает管轄しています。

元麻布一 - 三丁目
西麻布一 - 四丁目
六本木一丁目（10番16号（旧ホテルオークラ東京別館）は赤坂警察署の管轄）、二 - 七丁目
麻布台一 - 三丁目
麻布狸穴町
麻布永坂町
東麻布一 - 三丁目
麻布十番一 - 四丁目
南麻布一 - 五丁目

沿革

1875年（明治8年）12月：警視庁第2方面第3署として虎ノ門に創設
1888年（明治21年）5月：数回の署の分離統合を経て麻布警察署と改称
1970年（昭和45年）6月23日：70年安保に反対するデモ隊の一部が暴徒化。中核派など約50人が署に押し寄せ、火炎瓶を投擲。窓ガラスが割れるなどして署長以下5人が負傷
1972年（昭和47年）3月：六本木通り沿いに庁舎が完成
2019年（平成31年）2月10日：三河台中学校跡地に新庁舎を建設し移転

組織

警務課
会計課
交通課
警備課
地域課
刑事課
生活安全課
組織犯罪対策課

交番・警備派出所

交番

一之橋交番（港区東麻布三丁目9番11号）
盛岡町交番（港区南麻布五丁目6番1号）
西麻布交番（港区西麻布三丁目21番20号）
六本木交番（港区六本木四丁目9番7号）
六本木六丁目交番（港区六本木六丁目10番3号）

警備派出所

狸穴警備派出所（港区麻布台一丁目8番12号）：ロシア大使館に面している
中国大使館警備派出所（港区南麻布五丁目6番1号）

地域安全センター

古川橋地域安全センター（港区南麻布二丁目）：2007年4月に古川橋交番から転換

主な事件

スーパーフリー事件：2003年6月に発覚した、早稲田大学のイベントサークルを舞台にした組織的性暴力事件。同年5月に六本木ロアビルで発生した犯行が事件の発端となった。
押尾学事件：2009年8月に発覚した事件。同事件の報道直後、酒井法子夫妻覚醒剤使用事件が発覚し、酒井夫妻に関する報道が過熱化した。

未解決事件

六本木七丁目ビル内米国人会社経営者殺人事件：2004年12月に発生した未解決事件。麻布警察署から六本木通りを挟んだ向かい側で発生した。
六本木クラブ襲撃事件：2012年9月に発生した事件。主犯とされる男は2024年2月現在も逃亡中で、国際指名手配されている。

外部リンク

* 麻布警察署

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