龍山駅 (ソウル特別市)

龍山駅の概要

龍山駅（ヨンサンえき）は、大韓民国のソウル特別市龍山区に位置している重要な鉄道駅です。この駅は韓国鉄道公社（KORAIL）によって運営されており、管理駅でもあります。駅の等級は1級で、多くの利用者にとって便利な交通の要所となっています。

乗り入れ路線

龍山駅には、京釜線、京元線、龍山線の3つの主要路線が乗り入れています。京釜線では、KTXやITX-セマウル号などの優等列車が運行されており、特に釜山方面へ向かう列車のターミナルとして重要な役割を果たしています。一方、京元線においてはITX-青春が運行されており、龍山駅は首都圏における重要な連絡地点です。京釜線はまた、湖南線や光州線、全羅線などへも直通する列車が発着します。

歴史の変遷

龍山駅の歴史は1899年にさかのぼります。当初は京仁鉄道合資会社線として営業が開始され、その後、1900年に漢江鉄橋の完成により南大門駅を経て延伸が行われました。1905年には京釜線が開通し、特に釜山行きの列車の始発駅として利用されるようになりました。

その後、時代の変化とともに駅の役割は進化しました。1945年の第二次世界大戦後、日本軍が去った後はアメリカ軍の基地として利用され、その後1974年に京釜電鉄線が開通しました。しかし、1984年には貨物業務が移管され、龍山駅の規模は縮小されました。

2004年にはKTXが導入され、再び重要な駅としての位置づけを取り戻しました。しかし、計画していた大規模再開発プロジェクトは2013年に破綻し、KORAILにとっては痛手となりました。

駅の構造と施設

現在の龍山駅は現代産業開発によって建設されたモダンな駅舎で、駅ビル内にはアイパークモールがあり、CGVシネマやイーマート、竜山Eスポーツスタジアムなどの商業施設も入居しています。駅は6面13線を持つ地上駅で、京釜線、京釜電鉄線、京義・中央線の各ホームは便利に利用できるようになっています。

利用状況と周辺施設

駅周辺には数多くの商業施設や金融機関があります。最近では4号線新龍山駅も近くにあり、利便性が向上しています。また、龍山電子商街や学校、病院なども周囲にあり、多様な利用者に支持されています。

このように、龍山駅はソウルの重要なインフラであり、地域の発展に寄与する役割が求められています。

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