100000

十万（100000）

100000は、自然数および整数における数の一つで、99999の次に位置し、100001の直前にくる数です。漢字では十万と表記され、「じゅうまん」と読みます。古くは「とおよろず」とも呼ばれました。また、英語では「One hundred thousand」と表現されます。

この数は10を5回掛け合わせた、すなわち10の5乗（10^5）に等しく、10の冪乗の中でも基準となる大きな数です。

数学的な性質

100000は合成数です。その素因数分解は2^5 × 5^5となり、非常に多くの約数を持っています。具体的には36個の約数を持ち、それらの総和は246078となります。

また、100000は特定の数学的な分類における位置も持っています。

五乗数：100000は10を5乗した数であり、10番目の五乗数です。これより一つ小さい五乗数は9の5乗である59049、次に大きい五乗数は11の5乗である161051です。
10の冪乗：10^nの形式でみたとき、n=5の場合にあたります。一つ前の10の冪乗は10^4=10000、次に大きい10の冪乗は10^6=1000000です。
逆数と割合：100000の逆数は0.00001となります。割合としては0.001%、または10ppm（parts per million）に相当します。
ハーシャッド数：各位の数字の和で自身が割り切れるハーシャッド数でもあります。100000は11872番目のハーシャッド数として知られています。これより一つ小さいハーシャッド数は99972、次に大きいハーシャッド数は100002です。

文化や慣習における100000

100000という数は、実際の数量だけでなく、比喩や象徴としても用いられることがあります。

フィクション：有名な例として、手塚治虫の漫画『鉄腕アトム』の「十万馬力」や、ゲーム『ポケットモンスター』シリーズの技名「10まんボルト」などがあります。
テレビ番組：かつて放送されていたテレビ番組『クイズダービー』では、挑戦者の得点が十万点に達すると、祝賀の薬玉が割られる演出がありました。
命数法：インドの命数法では、100000を「1洛叉（ラックシャ）」または「lakh」と呼びます。

周辺の数

100000は、100000から999999までの6桁の整数の範囲における最小の数です。この広範な範囲には、様々な興味深い性質を持つ数が含まれています。

素数：最小の6桁素数100003、10000番目の素数104729（ソフィー・ジェルマン素数でもある）、最大の6桁素数999983などがこの範囲に存在します。
累乗数：7の6乗(117649)、12の5乗(248832)、3の12乗(531441)などの特定の数の累乗や、2の17乗(131072)から19乗(524288)までの2の累乗などが含まれます。
特定の数列の項：フィボナッチ数列やリュカ数列、ウッダル数、ベル数、カタラン数といった特定の数学的な数列の項がこの範囲に複数現れます（例：フィボナッチ数121393, 196418, 317811, ...）。
特殊な性質を持つ数：
自己同形数（109376, 890625など）
巡回数（142857 - 1/7に関連）
高度合成数（110880, 221760など）
最小公倍数となる数（360360 - 1から15まで全てで割り切れる最小の数）
カプレカ数（142857, 549945, 631764, 999999など）
ナルシシスト数（548834 - 各桁の六乗和が自身に等しい唯一の6桁の数）
回文平方数（698896など）
362880'>[9]]の[[階乗]なども含まれます。
日常生活に関連する数：3世紀の日数(109572)や1週間の秒数(604800)などもこの範囲です。

関連項目

100000は、10の冪乗や10000単位の大きな数の並びの中に位置づけられます。

10, 100, 1000, 10000, 100000, 1000000, 10000000, 100000000
10000, 20000, 30000, 40000, 50000, 60000, 70000, 80000, 90000, 100000

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