1352年

1352年の概要

1352年は、ユリウス暦において閏年にあたります。この年は、さまざまな国や地域において異なる紀年法が用いられ、特に日本や中国では多くの重要な出来事が起こりました。今記事では、1352年に関連する出来事や人物について詳しく解説します。

紀年法

1352年の表記は、以下のように国ごとに異なります。

• - 干支：壬辰
• - 日本：南朝で正平7年、北朝で観応3年、文和元年が記録されています。皇紀では2012年にあたります。
• - 中国：元の時代においては至正12年、徐寿輝の時代では治平2年です。
• - 朝鮮：高麗では恭愍王元年とされています。
• - ベトナム：陳朝では紹豊12年に該当します。
• - その他：仏滅紀元は1894年から1895年、イスラム暦は752年から753年、ユダヤ暦は5112年から5113年です。

1352年の出来事

1352年における大きな出来事の一つは、足利尊氏が自らの弟である足利直義を破った薩埵峠の戦いです。この戦いは、南北朝の動乱を受けたものであり、尊氏の勝利により、南朝の勢力は大きく後退することとなりました。さらに、直義が鎌倉で急死したことにより、観応の擾乱は終結を迎えます。

同年の5月から6月にかけては新田義宗と義興が尊氏を破り鎌倉を占拠しますが、その後尊氏が奪還に成功します。また、5月から7月には楠木正儀が足利義詮を破り、京都を占拠する事件も発生しましたが、義詮が再び奪還を果たしています。この一連の戦いは、正平一統の終了を告げ、北朝が復活することとなり、再び二つの朝廷が並立する時代に戻ることになりました。

1352年の誕生者

この年に誕生した notable な人物には、以下の者がいます：

• - ループレヒト：神聖ローマ皇帝、プファルツ選帝侯（後に1410年まで生存）
• - ヴィータウタス：リトアニア大公（1430年まで生存）
• - 吉山明兆：室町時代の著名な画僧（1431年まで生存）
• - 京極高詮：室町時代の守護大名（1401年まで生存）
• - 斯波義種、畠山基国：共に室町時代の守護大名

1352年の死去者

この年に亡くなった著名な人物も多くいます。特に注目すべきは次の人物たちです：

• - 足利直義（3月12日）：南北朝時代の武将で、足利尊氏の同母弟。
• - 朝倉広景（3月15日）：越前朝倉氏の初代当主。
• - オビッツォ3世・デステ（3月20日）：イタリア、フェッラーラのシニョーレ。
• - 上杉朝定（4月23日）：南北朝時代の武将。
• - クレメンス6世（1[[2月]]6日）：第198代ローマ教皇。

関連情報

1352年は、歴史において非常に重要な年であり、争いや政治の動きが激しかったことが明らかです。日本では南北朝の対立が続く中、各地での戦闘が繰り広げられ、多くの武将や支配者の運命が変わることになりました。

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