1979年のバレーボール

1979年のバレーボール

1979年（昭和54年）は、バレーボール界にとって多くの出来事があった年でした。国際大会では、欧州選手権やアジア選手権が開催され、各国代表がしのぎを削りました。また、国内では日本リーグや全日本総合選手権など、数々の大会が開催され、新たなスター選手が誕生しました。

出来事

第1回コッパ・イタリア が開催され、新たな歴史が始まりました。
イスクラ・オジンツォボ が創設され、後のバレーボール界を牽引するチームの一つとなりました。
日本国内では、東北パイオニアバレーボール部（現・パイオニアレッドウィングス）、富士通バレーボール部、岐阜農業協同組合バレーボールチーム（現・JAぎふリオレーナ）が新たに創部され、チームの競争が激化しました。
オランダ・ハールレムでは、国際身体障害者スポーツ機構（ISOD）による初のシッティングバレーボールの公式国際トーナメントが開催され、身体障害者スポーツの新たな可能性を示しました。
1月5日には、スポ根ドラマ『燃えろアタック』が放送開始され、バレーボール人気をさらに高めました。

国際大会

欧州選手権

男子
金メダル：ソビエト連邦
銀メダル：ポーランド
銅メダル：ユーゴスラビア
女子
金メダル：ソビエト連邦
銀メダル：東ドイツ
銅メダル：ブルガリア

アジア選手権

男子
金メダル：中国
銀メダル：韓国
銅メダル：日本
女子
金メダル：中国
銀メダル：日本
銅メダル：韓国

国内大会

日本

第12回日本リーグ
男子
1位：新日本製鉄（10勝）
2位：専売広島（7勝3敗）
3位：富士フイルム（6勝4敗）
MVP：田中幹保
女子
1位：カネボウ（8勝2敗）
2位：日立（7勝3敗）
3位：ユニチカ（6勝4敗）
MVP：清水睦子
全日本総合選手権
男子6人制
決勝：新日鉄 3-0 日本鋼管
女子6人制
決勝：日立 3-1 カネボウ
男子9人制
決勝：岐阜教員 2-1 専売九州
女子9人制
決勝：葵クラブ 2-1 宮崎マツダ
第28回全日本都市対抗
男子
1位：サントリー
2位：日本鋼管
3位：上海市排球団、新日鉄
女子
1位：日立
2位：カネボウ
3位：ユニチカ、東洋紡守口

誕生

多くのバレーボール選手が誕生した年でもありました。

1月6日：ダニエレ・デジデリオ、モレーノ・ピーノ・ケニー、宝来眞紀子、山本太二
1月10日：フランチェスカ・ピッチニーニ
1月16日：ジャコモ・シンティーニ
2月3日：ベスナ・ツィタコビッチ
2月6日：ナタリヤ・サフローノワ
2月24日：アレクセイ・クレショフ
3月4日：アンドレ・ナシメント
3月23日：タイーバ・ハニーフ
3月29日：宇佐美大輔
4月8日：飯田香理（現: 田原香理）
4月10日：田辺修
4月17日：大沼綾子、ロドリゴ・サンタナ
4月23日：パーベル・アブラーモフ、周蘇紅
5月5日：エンダキ・エムブレイ
5月12日：大庭健裕
5月21日：奥谷信彦
6月11日：高橋めぐみ
6月12日：越谷章
6月24日：小西健太
7月24日：リーカ・レトネン
7月26日：佐野優子
8月29日：岡野知子
8月30日：久保尚志
9月3日：村上龍介
9月12日：福田誉
9月13日：イヴァン・ミリュコビッチ
9月27日：岸本一馬
10月1日：バレウスカ・オリベイラ
10月19日：杉山祥子
11月9日：前村直樹
11月16日：川井梅香
11月17日：横手直子
11月18日：大角竜敏
12月2日：アンジェリーナ・グリューン
12月6日：畑信也
12月14日：篠田歩
12月22日：エレオノーラ・ロビアンコ
12月26日：長尾浩志

死去

1979年に亡くなったバレーボール関係者についての情報はありませんでした。

1979年は、バレーボール界にとって、新たなチームの発足、国際大会での熱戦、そして多くの才能ある選手の誕生など、非常に活気のある年でした。これらの出来事は、その後のバレーボール界の発展に大きな影響を与えました。

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