1995年のメジャーリーグベースボール

1995年 メジャーリーグベースボールの記録



1995年メジャーリーグベースボール(MLB)は、ストライキの影響で開幕が遅れましたが、記憶に残る多くの出来事がありました。4月25日に開幕し、10月28日に全日程を終えました。アメリカンリーグはクリーブランド・インディアンス、ナショナルリーグアトランタ・ブレーブスがそれぞれ優勝し、ワールドシリーズではアトランタ・ブレーブスがクリーブランド・インディアンスを破り、38年ぶり3度目のワールドチャンピオンに輝きました。

主要な出来事



2月13日野茂英雄ロサンゼルス・ドジャース入団
元近鉄の野茂英雄ロサンゼルス・ドジャースに正式に入団。トルネード投法で旋風を巻き起こし、日米の野球ファンを魅了しました。
4月8日オーレル・ハーシュハイザー、クリーブランド・インディアンスと契約
ロサンゼルス・ドジャースオーレル・ハーシュハイザーがクリーブランド・インディアンスと契約。
4月25日:メジャーリーグ開幕
ストライキの影響で約1ヶ月遅れて公式戦が開幕。
4月30日野茂英雄、メジャー契約
ドジャースは野茂英雄とのマイナー契約を見直し、メジャー契約を発表。村上雅則以来、2人目の日本人メジャーリーガーが誕生しました。
5月2日野茂英雄、メジャーデビュー
サンフランシスコ・ジャイアンツ戦で先発し、5回無失点と好投。村上雅則以来30年ぶりとなる日本人メジャーリーガーの出場となりました。
6月2日野茂英雄、メジャー初勝利
ニューヨーク・メッツ戦で8回1失点と好投し、メジャー初勝利。日本人選手がメジャーリーグで勝利投手となったのは、村上雅則以来30年ぶりの快挙でした。
6月30日エディ・マレー、通算3000本安打達成
クリーブランド・インディアンスのエディ・マレーミネソタ・ツインズ戦で通算3000本安打を達成。史上20人目の記録となりました。
7月11日野茂英雄、オールスターゲーム出場
日本人として初めてMLBオールスターゲームにナショナルリーグの先発投手として出場。
7月14日:ラモン・マルティネス、ノーヒットノーラン達成
ロサンゼルス・ドジャースのラモン・マルティネスがフロリダ・マーリンズ戦でノーヒットノーランを達成。
8月10日:ドジャースタジアムで没収試合
ドジャース対カージナルス戦で、ラウル・モンデシーの退場を巡りファンがボールを投げ入れ、没収試合となる。
8月13日ミッキー・マントル死去
ニューヨーク・ヤンキースミッキー・マントルが肝臓がんのため死去。
9月30日ロサンゼルス・ドジャース、地区優勝
ドジャースが7年ぶりにナ・リーグ西地区優勝。
10月14日アトランタ・ブレーブス、ナ・リーグ優勝
ブレーブスがレッズを下し、ナ・リーグ優勝を達成。
10月28日アトランタ・ブレーブスワールドシリーズ制覇
ブレーブスがインディアンスを破り、38年ぶり3度目のワールドチャンピオンに。
11月2日ジョー・トーリ、ヤンキース監督に就任
ニューヨーク・ヤンキースジョー・トーリが新監督に就任したことを発表。
11月9日野茂英雄、新人王獲得
野茂英雄が日本人として初めてナショナルリーグの新人王に選出。
12月7日フリオ・フランコ、インディアンスと契約
クリーブランド・インディアンスはフリオ・フランコと契約。

個人タイトル



アメリカンリーグナショナルリーグでそれぞれ首位打者、本塁打王、最多勝などのタイトルが決定。

表彰



全米野球記者協会(BBWAA)表彰:サイ・ヤング賞、MVPなどが選出されました。
ゴールドグラブ賞:守備の名手が選ばれました。
シルバースラッガー賞:打撃に優れた選手が選出されました。
* アメリカ野球殿堂マイク・シュミットらが殿堂入りを果たしました。

1995年のMLBは、ストライキからの再開、野茂英雄の活躍、ブレーブスのワールドシリーズ制覇など、様々な話題に彩られたシーズンでした。

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