2015年のSUPER GT

2015年 SUPER GTシーズン

2015年のSUPER GTは、岡山国際サーキットでの開幕戦を皮切りに、11月までの全8戦で構成された。シリーズは年々進化しており、特に今年は日程やレギュレーションの大きな変更が注目された。

レース日程の変更

2014年の暫定カレンダーは前年とほぼ変わらない日程で計画されていたが、2015年1月に発表された日程変更により、大きな変更が生じた。特にタイラウンドは6月に移動され、第3戦として開催されることになった。これは、タイ側の主催者からの要請と、他のレースとの調整が背景にある。また、これによりル・マン24時間レースのテストデーとも日程が重複しなくなり、日本人ドライバーにとっても利点となった。

レギュレーションの改定

GT300クラス

GT300クラスにおいては、前年から導入されたGT300マザーシャシーの車両が正式にエントリー可能となった。さらには、FIA-GT3規定との連携が進められ、SUPER GTの結果をもとにした公平な性能調整が合意された。この性能調整（BoP）は、各レースの結果に基づいて見直され、特にタイヤに関してもミディアムを基準にすることで、競争の公平性が高まった。予選方式も変わり、Q1の後にGT500クラスの走行までの5分間のインターバルが設けられた。

新マシンの投入

GT300では、従来のメルセデス・ベンツ・SLS AMG GT3から日産・GT-R NISMO GT3に変更するチームが現れ、また新たに参加したマザーシャシー仕様のロータス・エヴォーラが目を引くなど、さまざまなマシンがエントリーした。特に、GAINERは新たに選手を加え、ドライバーラインアップを強化して挑みました。

GT500クラス

GT500クラスでは、トヨタのチーム体制が前年と大きく変わらない中、中嶋一貴がWECへ移行したことで、ドライバー交代が相次ぎました。日産陣営でもKONDO Racingからは新たなドライバーが参戦し、ホンダ陣営においてもドラゴ・モデューロ・ホンダレーシングが新たに始動しました。

サポートレースの拡充

2015年からは、FIA-F4選手権のレースが新たにサポートレースとして追加され、全戦で開催されることになった。これにより、若手ドライバーの育成や、観客に対するレースの楽しみ方が広がることが期待されている。

エントリーリストとポイントランキング

年間を通じてGT500には15台、GT300には29台がエントリーし、全てのチームが出場することで、レースごとに予選落ちが起こる可能性も示唆されている。ポイントシステムも設けられており、チームやドライバーがどのようにランキングを積み上げていくかに注目が集まる。

結論

2015年のSUPER GTシーズンは、変更点が多く存在し、参加チームやマシンの多様化が進んでいる。新たな試みやエントリーによって、レースはますます魅力を増していくとともに、ファンにとっても見逃せない季節となるであろう。

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