2020年のサンディエゴ・パドレス

サンディエゴ・パドレス 2020年シーズンの概要

2020年、サンディエゴ・パドレスは球団創設から51年目を迎え、カリフォルニア州サンディエゴのペトコ・パークでの16年目のシーズンを迎えました。この年の監督には、就任1年目のジェイス・ティングラーが就任し、チームはナショナルリーグの西地区に所属していました。

オフシーズンの状況

2019年シーズンはチームにとって厳しいもので、70勝92敗という成績で地区最下位に終わりました。その影響を受け、新シーズンのスタートを期待するファンにとって重要なオフシーズンとなりました。しかし、2020年は新型コロナウイルスの影響が世界中を覆い、3月12日にはスプリングトレーニングが中止となり、さらに開幕も延期される事態となりました。最終的に、6月23日に公式戦が7月下旬に開始されることが発表され、全60試合のレギュラーシーズンが行われる方針が示されました。また、特例としてナショナルリーグでも指名打者制度が導入されることとなり、チームの戦略に影響を与える一因となりました。6月30日には、マイナーリーグの開催中止も発表されています。

開幕以降の展開

このような特異な状況下で開幕を迎えたパドレスは、9月27日までのレギュラーシーズンを37勝23敗という成績で終了し、地区2位でポストシーズンへの進出を果たしました。ワイルドカードシリーズではセントルイス・カージナルスと対戦し、1勝2敗でこれを下すも、ディビジョンシリーズではライバルのロサンゼルス・ドジャースに3連敗を喫し、敗退が決まりました。

シーズン退団予定の選手として、10月28日にはギャレット・リチャーズ、トレバー・ローゼンタール、カービー・イエーツ、ジェイソン・カストロ、ジュリクソン・プロファーがフリーエージェントとなることが発表され、チームの来季への影響が懸念されました。

チーム成績と個々の活躍

シーズン成績

2020年のパドレスは、新監督のもとでの新しいスタートを切り、ポストシーズン進出を果たすなど一定の成功を収めました。

部門別個人成績

パドレスの選手たちも見事な成績を残しました。特に、フェルナンド・タティス・ジュニアは7月と8月にプレイヤー・オブ・ザ・マンスに選出され、さらにシルバースラッガー賞も獲得。ジェイク・クロネンワースもルーキー・オブ・ザ・マンスに選ばれ、トレント・グリシャムはゴールドグラブ賞を受賞しました。また、マニー・マチャドも三塁手部門でシルバースラッガー賞を手にするなど、チームの若手選手たちの活躍が光ったシーズンとなりました。

この2020シーズンを通じて、サンディエゴ・パドレスは不確実な状況の中で前進し、将来に期待が持てるシーズンを送ることができたのです。

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