2020年のトロント・ブルージェイズ

2020年のトロント・ブルージェイズ

2020年のトロント・ブルージェイズは、球団創設43年目のシーズンを迎えました。しかし、新型コロナウイルスの影響により、通常とは大きく異なるシーズンとなりました。

オフシーズンの状況

前年の2019年シーズンは67勝95敗と、地区4位に終わりました。オフには戦力の補強を図り、巻き返しを期していましたが、世界的なパンデミックがチームに大きな影響を与えます。

3月にはスプリングトレーニングが中止となり、開幕も延期されました。その後、レギュラーシーズンは全60試合という短縮された日程で開催されることが決定。さらに、アメリカとカナダの国境が閉鎖されたため、本拠地であるロジャーズ・センターを使用することができず、傘下AAA級バッファロー・バイソンズの本拠地であるセーレン・フィールドを代替として使用することになりました。

シーズン開幕後の戦い

異例の状況下で開幕した2020年シーズン。ブルージェイズは若手選手を中心に、予想を覆す活躍を見せました。9月27日にレギュラーシーズンを32勝28敗、地区3位で終え、ワイルドカードでのプレーオフ進出を決めました。

しかし、ワイルドカードシリーズでは、強豪タンパベイ・レイズに0勝2敗で敗れ、シーズンを終えることとなりました。

シーズン終了後には、アンソニー・バス、ケン・ジャイルズ、ジョー・パニック、ロビー・レイ、マット・シューメイカー、ジョナサン・ビヤー、タイフアン・ウォーカーといった選手たちがFAとなりました。

チーム成績

レギュラーシーズン: 32勝28敗 (地区3位)
ワイルドカード: タンパベイ・レイズに0勝2敗で敗退

個人成績

投手成績

(規定投球回数以上の選手は色付きで表示)

野手成績

(規定打数以上の選手は色付きで表示)

表彰

テオスカー・ヘルナンデス: シルバースラッガー賞（外野手）

まとめ

2020年のブルージェイズは、コロナ禍という困難な状況の中で、若手選手の台頭やチームの結束力を見せ、プレーオフに進出しました。本拠地を移転せざるを得ない状況下でも、選手たちは全力を尽くし、ファンに感動を与えました。テオスカー・ヘルナンデスのシルバースラッガー賞受賞も、チームにとって明るいニュースとなりました。この経験を活かし、来シーズン以降の更なる飛躍が期待されます。

関連項目

2020年のメジャーリーグベースボール

外部リンク

The official site of Toronto Blue Jays（英語）
Baseball-Reference （英語）

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