2022年のサンディエゴ・パドレス

2022年のサンディエゴ・パドレスシーズン

2022年はサンディエゴ・パドレスにとって、球団創立54年目の特別な年でした。このシーズンは、カリフォルニア州サンディエゴのペトコ・パークにおいて19年目を迎え、監督としてボブ・メルビンが新たに就任しました。パドレスはナショナルリーグの西地区に属しています。

オフシーズンの動き

2021年シーズンは79勝83敗に終わり、パドレスはドジャースに遅れを取って地区3位に留まりました。2021年12月には、メジャーリーグベースボール（MLB）機構と選手会の労使交渉が不調に終わり、約99日間にわたるロックアウトが始まりました。この影響で、2022年3月10日まで自由契約選手の獲得ができない状態が続きました。また、ナショナルリーグにも指名打者（DH）制度が導入されることが発表され、新たな戦略が求められる年となりました。

開幕からの展開

2022年のシーズンが始まると、パドレスは順調に成績を上げていきました。10月5日には89勝73敗でレギュラーシーズンを終了し、地区2位を確保しました。しかし、首位のロサンゼルス・ドジャースには22ゲームの差をつけられていました。これにより、パドレスはワイルドカードチームとしてポストシーズンに進出しました。

ポストシーズンでは、初めにワイルドカードシリーズでニューヨーク・メッツと対戦し、見事に勝利を収めました。続くディビジョンシリーズでもロサンゼルス・ドジャースを3勝1敗で下す快挙を達成しましたが、リーグチャンピオンシップシリーズではフィラデルフィア・フィリーズに1勝4敗で敗れ、残念ながらリーグ制覇は果たせませんでした。

シーズンオフの展望

シーズン終了後、マイク・クレビンジャー、ピアース・ジョンソン、ショーン・マネイア、クレイグ・スタメン、ジョシュ・ベル、ブランドン・ドルーリーが自由契約選手となりました。これに伴い、チームの再編や新たな補強が期待されています。

個人成績と表彰

2022年シーズンでは、アールスターゲームに3名の選手が選出されました。ジョー・マスグローブとマニー・マチャドがそれぞれのポジションで際立った成績を残しました。また、ダルビッシュ有選手は9月に「ピッチャー・オブ・ザ・マンス」として表彰され、トレント・グリシャムはゴールドグラブ賞を受賞しました。フアン・ソトとジョシュ・ベルもそれぞれシルバースラッガー賞に選ばれ、ブランドン・ドルーリーもユーティリティー部門でシルバースラッガー賞を獲得しました。また、ダルビッシュは9月2日には日米通算3000奪三振の記録を達成するなど、個人としても素晴らしい成果を残しました。

まとめ

2022年のサンディエゴ・パドレスは、新たな監督のもとでポストシーズンに進出し、期待と希望をもたらすシーズンとなりました。今後の選手の動向を含めて、さらなる成長が楽しみです。

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