390年

西暦390年は、ユリウス暦に基づく平[[年]]であり、様々な出来事が起こった年です。この年の干支は庚寅（かのえとら）で、日本では仁徳天皇78年、皇紀1050年にあたります。東アジアでは、中国で東晋、前秦、後燕、西燕、後秦、西秦、北魏、後涼、翟魏といった複数の王朝が並び立ち、それぞれの歴史を刻んでいました。朝鮮半島では、高句麗が故国壌王の時代、百済が辰斯王の時代、新羅が奈勿王の時代でした。

この年、ローマ帝国支配下のエジプトでは、キリスト教以外の異教を禁じる勅令が発布されました。この出来事は、当時勢力を拡大していたキリスト教が、他の宗教を抑圧していく過程を示すものであり、宗教史において重要な転換点となりました。

390年には、後の歴史に名を残す人物も生まれています。南朝宋代の政治家である謝晦（しゃかい）や、ローマ教皇レオ1世がこの年に誕生しました。一方、この年に亡くなった人物については、記録に残っていません。

390年は、政治、宗教、文化など、様々な面で変化が見られた年であり、この年の出来事は、後の歴史に大きな影響を与えることになります。また、この年の出来事をより深く理解するためには、当時の各国の状況や社会背景を考慮する必要があります。

各地域における紀年法

干支: 庚寅
日本: 仁徳天皇78年, 皇紀1050年
中国:
東晋: 太元15年
前秦: 太初5年
後燕: 建興5年
西燕: 中興5年
後秦: 建初5年
西秦: 太初3年
北魏: 登国5年
後涼: 麟嘉2年
翟魏: 建光3年
朝鮮:
高句麗: 故国壌王7年
百済: 辰斯王6年
新羅: 奈勿王35年
檀紀2723年
仏滅紀元: 933年
ユダヤ暦: 4150年 - 4151年

390年の主な出来事

アエギュプトゥス（ローマ帝国支配下のエジプト）でキリスト教以外の異教を禁じる勅令発布。

390年生まれの人物

謝晦、南朝宋代の政治家（+ 426年）
レオ1世、ローマ教皇（+ 461年）

関連項目

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