ACH (プロレスラー)

ACH（アルバート・ハーディー・ジュニア）とは

アルバート・ハーディー・ジュニア（Albert C. Hardie Jr.、1987年12月7日 - ）は、アメリカ合衆国テキサス州オースティン出身のプロレスラーです。ACH（エー・シー・エイチ）のリングネームで知られ、過去にはNXTでジョーダン・マイルズ（Jordan Myles）と名乗っていました。

デビューとインディー団体での活躍

ジェリー・レイエスとスコット・サマーズに師事し、2007年2月にプロレスデビュー。オースティンを拠点とするアナーキー・チャンピオンシップ・レスリング（ACW）を中心に、様々なインディー団体を転戦しました。2010年7月には、WOWクルーザー級王座を獲得し、自身初のタイトル戴冠を果たします。ACWではロバート・エヴァンスとの抗争を展開し、ACW U-30ヤングガン王座も獲得しました。

ROH参戦

2012年9月、ROHのPPV「Death Before Dishonor X」に出場。カイル・オライリーに敗れましたが、翌2013年2月にはROHと正式契約を結び、所属選手となりました。

プロレスリング・ノア参戦

2016年7月、プロレスリング・ノアに初参戦。日テレG+杯争奪ジュニアヘビー級タッグ・リーグ戦に石森太二とのタッグで出場し、決勝で桃の青春（原田大輔 & 小峠篤司）を破り優勝。同年8月には、SUPER J-CUPでGHCジュニアヘビー級タッグ王座に挑戦するも、桃の青春に敗れ王座奪取はなりませんでした。

新日本プロレス参戦

2016年10月、新日本プロレスのSUPER Jr. TAG TOURNAMENTに石森太二とのタッグで出場し、初参戦を果たしました。

WWEとの契約、そして退団

2019年2月、WWEと契約し、WWEパフォーマンスセンターでトレーニングを開始。NXTのハウスショーでデビュー後、リングネームをジョーダン・マイルズに変更。NXTブレイクアウト・トーナメントで優勝を果たしましたが、同年10月、自身がデザインされたTシャツが人種差別的であるとTwitterで発言。その後もWWEや過去の所属団体を批判する発言を繰り返し、同年11月にWWEを退団しました。さらに12月にはTwitterで引退を表明しました。

新日本プロレス再参戦と再び引退

2020年8月、新日本プロレスのアメリカ興行「NJPW STRONG」に参戦し、元気な姿を見せました。しかし、2021年6月にはInstagramで二度目の引退を表明しました。

得意技

ACHは、多彩な技の持ち主として知られています。以下に代表的な技をいくつか紹介します。

ミッドナイトスター：450°スプラッシュと同型
ミッドナイト・ドライバー：みちのくドライバーIIと同型
ソウルバスター：DDTの体勢で脳天からマットに突き刺す
かめはめ波：掌底
M.J.エルボー：ジャンピング・バック・エルボー
レディ・オア・ノット・ヒア・アイ・カム：スライディング・ラリアット
クレーンキック：二段蹴り
T-ボーン・スープレックス
バスターコール：ジャーマン・スープレックス・ホールド
スタナー
フェイタリティ：リバースDDT
ソニックブーム：スイング式ネックブリーカー
ドラゴンフライ：フロッグ・スプラッシュ
ザ・ベスト・450°・エバー：450°スプラッシュ
エア・ジョーダン / マイケル・ジョーダン：場外への体当たり
フリーバード・クロスボディ：ダイビング・ボディ・アタック

タイトル歴

ACHは、数々のタイトルを獲得しています。

NWAヒューストン NWAローンスター・ジュニアヘビー級王座
VIPレスリング VIPヘビー級王座
アナーキー・チャンピオンシップ・レスリング ACWヘビー級王座、ACW U-30ヤングガン王座、ローン・スター・クラシック優勝
オール・アメリカン・レスリング AAWヘビー級王座、AAWヘリテイジ王座
ニュースクール・フェデレーション NSFセントラル・テキサス王座、NSFヘビー級王座
ハイリスク・レスリング HRWハイリスク王座
プロレスリング・エピック エピック8トーナメント優勝
プロレスリング・ノア 日テレG+杯争奪ジュニアヘビー級タッグ・リーグ戦優勝（w / 石森太二）
メトロ・プロレスリング NWAセントラルステイツ・ヘビー級王座、MPWセントラルステイツ王座
ワールド・オブ・レスリング WOWクルーザー級王座
* WWE・NXT NXTブレイクアウト・トーナメント優勝

その他

ACHは、日本の漫画を愛読しており、技名にも取り入れています。『ドラゴンボール』や『ONE PIECE|ONE_PIECE』が好きで、コスチュームには麦わらの一味の海賊旗をプリントしたり、フランキーの「スーパー!」ポーズを試合中に使用したりすることも。また、「BEST OF THE SUPER Jr.25・優勝決定戦」では、内藤哲也の入場曲に合わせてダンスを始め、観客から大きなACHコールを引き起こしました。

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