BRAVIAケータイ

BRAVIAケータイ、およびBRAVIA Phoneは、ソニーモバイルコミュニケーションズ（旧ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ）が製造した、ワンセグ対応携帯端末のブランド名です。BRAVIAケータイは、NTTドコモのFOMA向け端末の通称として用いられ、BRAVIA Phoneは、auブランドを展開するKDDIおよび沖縄セルラー電話向けの端末の通称として使用されました。

このブランド戦略は、シャープが自社の液晶テレビブランド「AQUOS」を冠した「AQUOSケータイ」を展開したことと同様に、ソニーのデジタルハイビジョンテレビブランド「BRAVIA」を携帯端末に冠したものです。これにより、消費者は携帯端末を通じて、ソニーの高品質な映像体験をより身近に感じることができました。

ただし、AQUOSケータイに対抗しうるユニークな機構を備えたauの「W44S」には、このBRAVIAブランドは冠されていません。これは、BRAVIAブランドが特定の機種に限定されていたことを示唆しています。

主な機種

NTTドコモ

SO903iTV
SO906i

au

BRAVIA Phone U1（SOY02）
BRAVIA Phone S004
BRAVIA Phone S005

これらの機種は、BRAVIAの技術を活かした高画質な映像表示や、ワンセグ視聴機能などを特徴としており、当時の携帯電話市場において注目を集めました。

関連事項

BRAVIA: ソニーのデジタルハイビジョンテレビブランド。
携帯電話: スマートフォンを含む、携帯可能な電話端末全般。
ワンセグ: 日本独自の地上デジタルテレビ放送を携帯端末で受信するサービス。
AQUOSケータイ: シャープが展開する液晶テレビ「AQUOS」ブランドを冠した携帯端末。
Woooケータイ: 日立製作所／カシオ日立モバイルコミュニケーションズ（→NECカシオ モバイルコミュニケーションズ）が展開した携帯端末ブランド。
VIERAケータイ: パナソニック モバイルコミュニケーションズが展開した携帯端末ブランド。
REGZAケータイ／REGZA Phone: 東芝（→富士通東芝モバイルコミュニケーションズ→富士通モバイルコミュニケーションズ）が展開した携帯端末ブランド。

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