Beagle

Beagleは、Monoフレームワーク上で動作するデスクトップ検索アプリケーションであり、特にLinux環境での利用を想定して開発されました。しかし、Monoがサポートする他のプラットフォームでも動作します。このツールは、ユーザーがコンピューター内に保存された様々な種類のデータを効率的に検索できるように設計されています。

検索対象

Beagleは、以下のような多様なファイル形式やデータソースを検索対象としています。

会話ログ: Gaim、Kopete、IRCなどのインスタントメッセンジャーのログを検索できます。
ドキュメント: AbiWord、OpenOffice.org、Microsoft Officeの文書ファイル、PDF、テキストファイル（.txt）、リッチテキスト形式のファイルを検索できます。
電子メールとアドレス帳: EvolutionやKMailといったメールクライアントのメールとアドレス帳を検索できます。
ヘルプファイル: Texinfoやmanページといったヘルプドキュメントを検索できます。
画像ファイル: PNG、JPEG形式の画像ファイルを検索できます。
音楽ファイル: MP3、ogg、FLAC形式の音楽ファイルを検索できます。
Tomboyノート: Tomboyで作成されたメモを検索できます。
RSSフィード: Blam、Liferea、AkregatorなどのRSSリーダーからフィード情報を検索できます。
ソースコード: C、C++、C#、Fortran、Java、JavaScript、Pascal、Perl、PHP、Pythonといった様々なプログラミング言語のソースコードを検索できます。
ウェブブラウザの履歴: FirefoxやKonquerorといったウェブブラウザの閲覧履歴を検索できます。

その他の機能

Beagleには、以下のような便利な機能も搭載されています。

即時インデックス化: 新規に作成されたファイルや、変更が加えられたファイルを即座にインデックス化します。これにより、検索結果を常に最新の状態に保つことができます。この機能は、inotifyが有効になっているLinuxカーネル上で特に効率的に動作します。

関連情報

Mono: BeagleはMonoプラットフォーム上で動作するため、Monoの知識があるとより深く理解できます。

外部リンク

* 公式ウェブサイト: Beagleの公式ウェブサイト にアクセスすると、より詳細な情報や最新の情報を確認できます。

Beagleは、デスクトップ環境での効率的な情報検索をサポートする強力なツールです。多様なファイル形式とデータソースに対応しているため、ユーザーは必要な情報を迅速に見つけ出すことができます。また、リアルタイムなインデックス化機能によって、常に最新の検索結果を得ることができます。Linuxユーザーにとって、Beagleは欠かせないツールの1つとなるでしょう。

もう一度検索