D306S

DDIセルラーグループのD306SとIDOの705Gは、ソニー（現ソニーモバイルコミュニケーションズ）が製造したauブランドの第二世代携帯電話（PDC）端末です。auブランド発足後、初めて発売されたPDC端末であり、同時期に発表された京セラ製、松下通信工業（現パナソニック モバイルコミュニケーションズ）製の端末と共に、auにおける最後のPDC端末となりました。

概要

これらの端末の最大の特徴は、ソニー製端末の象徴とも言えるフロントジョグが搭載されている点です。このフロントジョグにより、高い操作性を実現しています。また、液晶のバックライト色はグリーンとオレンジの2色から選択可能で、ユーザーの好みに合わせたカスタマイズができました。回線交換方式のEZwebに対応し、インターネット接続も可能でした。

Eメール機能も非常に充実しており、アドレス帳から直接Eメール作成画面へ移動できるショートカット機能や、学習機能付き連文変換機能が搭載されていました。これにより、長文のメール作成もストレスなく行えるように設計されていました。

D306Sと705Gは、基本的な仕様は全く同じですが、セルラーとIDOそれぞれのサービスに合わせるため、一部機能に差異がありました。例えば、ショートメッセージサービスでは、D306Sが「たのしメール」に、705Gが「プチメール」に対応していました。

沿革

D306S

[2000年]]3月3日：テレコムエンジニアリングセンター]による[[技術基準適合証明（技術基準適合証明番号WAA0093942～0093951）
2000年3月29日：TELECによる技術基準適合証明（技術基準適合証明番号0094433～0094562）
2000年5月12日：TELECによる技術基準適合証明（技術基準適合証明番号0094763～0094852）
2000年5月15日：TELECによる技術基準適合証明の工事設計認証（工事設計認証番号WAA0070）
[2000年]]5月16日：電気通信端末機器審査協会]による[[技術基準適合認定の設計認証（設計認証番号A00-0494JP）

705G

2000年5月15日：TELECによる技術基準適合証明の工事設計認証（工事設計認証番号WAA0069）
2000年5月16日：JATEによる技術基準適合認定の設計認証（設計認証番号A00-0495JP）
2000年7月発売
2003年3月31日：PDCサービス終了に伴い、使用はこの日限りとなりました。

関連項目

SO502i - 本機と同時期に発売されたNTTドコモの端末で、外観が本機と似ています。

外部リンク

* カラー液晶画面搭載機を含む新機種を発売 - KDDI 2000年6月22日のニュースリリース

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