E05SH

ビジネスケータイ E05SHについて

ビジネスケータイ E05SHは、シャープが日本国内向けに開発したauブランドの法人向けCDMA 1X WIN対応音声端末です。この端末は、法人向け音声通話用端末として初めてKCP+を搭載し、同キャリアの音声通話用端末として初めてSDIOインターフェースに対応した点が特徴です。

また、警視庁地域部向けには「ピーフォン」の名称で、交番勤務の警察官に配付されていました。

主な機能・サービス

E05SHは、ビジネスシーンでの利用を想定した多彩な機能とサービスを提供しています。

内線電話（構内PHS）機能: 別途「構内PHSカード」が必要です。
無線LAN機能（IEEE 802.11b／g）: 別途「無線LANカード」が必要です。
IPX5/IPX7相当の防水機能: 水濡れを気にせず利用できます。
KDDI Business Outlook: ビジネスメールの確認が可能です。
ビジネス便利パック: 業務効率を向上させるツール群です。
GPS MAP: 現在地確認やナビゲーションに利用できます。
ケータイオフィス: オフィス環境を拡張できます。
Business EZ: ビジネス向け情報サービスを利用できます。
KDDI ビジネスコールダイレクト: ビジネス向け電話サービスを利用できます。
テレビ電話: 2010年4月26日のアップデートで機能追加。

歴史

E05SHは、2008年から2012年まで、以下の様な開発、販売、アップデートを経てきました。

2008年11月4日: [テレコムエンジニアリングセンター]による技術基準適合証明の工事設計認証を取得。
2009年1月21日: KDDIおよびシャープより公式発表。
2009年3月5日: 電気通信端末機器審査協会による技術基準適合認定の設計認証を取得。
2009年4月28日: 全国発売開始。
2010年10月15日: TELECによる技術基準適合証明の工事設計認証を再度取得。
2012年5月: 販売終了。

不具合修正および新機能追加

E05SHは、発売後も以下の様な不具合修正と新機能追加が行われ、製品の品質と利便性の向上が図られました。

2009年7月14日: SSLサイトで大きなファイルアップロード時の接続切断の修正と、OFFICE FREEDOM（構内PHS）機能を追加。
2009年8月5日: OFFICE FREEDOM（無線LAN）機能を追加。キーロック設定中の電源キー長押しによる電源OFFを不可とする変更。
2009年9月9日: 音声通話時に相手側に音声が聞き取りづらい場合がある不具合を修正。
2009年10月6日: 管理制限機能のアドレス帳ロック設定に関する改善。
2009年12月10日: ケータイサイトの会員登録や接続に関する不具合を修正。
2010年4月26日: 文字入力時の予測変換候補表示に関する不具合を修正。テレビ電話機能を追加。
2010年10月26日: Bluetoothハンズフリー機器使用時の再起動に関する不具合、アニメーション絵文字表示に関する不具合、Eメール受信に関する不具合を修正。
2011年1月19日: テレビ電話中のキー操作によるプッシュ音に関する不具合を修正。
2011年4月14日: 新音声技術(EVRC-B)に対応。基地局との通信を最適化し、通話品質を向上。2012年5月のWi-Fi WIN認証仕様変更に対応。

脚注

E05SHは、ビジネスシーンでの利用を想定した機能性と、法人向けに求められるセキュリティや安定性を兼ね備えた端末でした。

関連項目

E06SH: 後継機種です。

外部リンク

* E05SH KDDI: 公式情報はこちらで確認できます。

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