EVモーターズ・ジャパン

EVモーターズ・ジャパンについて

EVモーターズ・ジャパンは、福岡県北九州市に本社を置く自動車メーカーで、2019年に設立されたファブレス企業です。主に日本国内向けの電気バスや物流車を開発・販売しており、製造は中国の各メーカーに委託しています。特に注目されるのは、環境に配慮した運輸手段を提供することを目指し、電動バスのラインアップを充実させている点です。

主要な製品ラインナップ

EVモーターズ・ジャパンの提供するバスは、さまざまなサイズと仕様が展開されています。

• - F8 series4-Mini Bus（小型路線バス）

- 全長: 6.99 m
- 幅: 2.105 m
- 高さ: 3.1 m
- 定員: 29人
- 航続距離: 290 km
- バッテリー容量: 114 kWh
- 国土交通省認定ノンステップバス

• - F8 series2-City Bus（中型・大型路線バス）

- 8.8mモデル: 定員52人、280 kmの航続距離、192 kWhのバッテリー容量
- 10.5mモデル: 定員78人、280 kmの航続距離、210 kWhのバッテリー容量

• - F8 series6-Coach（観光バス）

- 8.8mモデル: 定員35人、280 kmの航続距離、210 kWhのバッテリー容量
- 12mモデル: 定員51人、350 kmの航続距離、350 kWhのバッテリー容量

さらに、物流車としては小型から中型の電気自動車も用意されており、普通自動車免許や準中型自動車免許に対応したモデルも提供しています。これにより、様々なニーズに応えることができます。

重要な認証と提携

2022年には、大型路線バスのデモカーが国土交通省から「標準仕様ノンステップバス認定」を取得しました。また、同年に販売された小型路線バスには新型のリチウムイオン電池が搭載されるなど、技術革新が進んでいます。

2023年には、消防車両を手がけるモリタホールディングスとの提携を発表し、EV消防車の共同開発を行うことが明らかになりました。これは、より幅広い市場への展開を意味しています。

新工場と展望

2023年12月、北九州市内に新たな車両組み立て工場「ゼロエミッション e-PARK」が完成し、2024年には中国から輸入した部材を用いて国内での最終組み立て生産を本格化させる予定です。この新工場の稼働により、品質向上と生産効率の改善が期待されています。

市場への導入事例

EVモーターズ・ジャパンの製品は、全国の公共交通機関やバス会社に導入されており、特に沖縄では那覇バスが小型路線バスを導入するなど、各地での普及が進んでいます。今後も新たな顧客の獲得や製品の改善を通じて、持続可能な移動手段の提供が期待されています。

結論

EVモーターズ・ジャパンは、電気バスを中心に持続可能な輸送手段を提供することで、環境問題への貢献を目指しています。今後の成長が非常に楽しみな企業の一つです。

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