MEDIA SKIN

MEDIA SKIN (メディアスキン) の詳細

MEDIA SKINは、京セラが開発・生産し、KDDIおよび沖縄セルラー電話のauブランドから発売されたCDMA 1X WIN方式の携帯電話です。端末型番はW52Kで、au design project (adp) の第6弾モデルとして、デザイナーの吉岡徳仁氏によってデザインされました。

デザインと特徴

2007年3月23日に発売されたこのモデルは、市販化されたadp端末としては最初で最後のフリップスタイルを採用しており、2005年10月17日にコンセプトモデルが発表されました。

特徴的なのは、外装に施された特殊な塗装です。カラーによって触感が異なり、orange、white、pastel blueはファンデーションに使用されるシリコン粒子を配合した塗料で、サラッとした触感を実現。一方、blackは特殊ウレタン粒子を含んだソフトフィール塗料で、しっとりとした触感になっています。

また、サイドキーが一切設けられていないため、京セラ製端末としては初めてEZwebのページスクロールがメールキーとEZキーに割り当てられました。

技術的な特徴

MEDIA SKINは、adp初のハイスペックモデルとして、おサイフケータイやワンセグなどの機能を搭載しています。発売当時、ワンセグ対応端末としては世界最薄を誇りました。

ディスプレイには、世界初の2.4インチ26万色有機ELディスプレイが採用され、技術面でも注目を集めました。この有機ELディスプレイは韓国サムスンSDI製です。

音質補完技術としては、au標準の「DBEX」に加え、京セラ製端末の特徴である「BBE M3」も搭載しています。ニューヨーク近代美術館には、adpから同機種が収蔵品として選定されました。

その他

発売日同日に発表されたNTTドコモのN703iDがおサイフケータイ世界最薄を名乗る予定でしたが、MEDIA SKINの方が数時間先に発表されたため、N703iDは名乗ることができませんでした。

2007年3月23日から4月19日まで、「MEDIA SKINスペシャルカラー投票」が実施され、red、pink、brown、pastel blue、pastel pinkの5色の中から、pastel blueが最多の票を獲得し、3000台限定で発売されました。申し込みはWeb上の特設サイトで受け付けられ、購入者は抽選で決定されました。

なお、本機はN800MHz帯エリアに対応していないため、2012年7月22日をもってL800MHz帯エリアでのサービスが終了し、以降は2GHz帯エリアでの音声通話サービスのみの利用となっています。

対応サービス

MEDIA SKINは、以下のサービスに対応しています。

au Smart Sports
LISTEN MOBILE SERVICE（ビデオクリップ対応）
EZ着うたフル
EZ着うた（ハイクオリティステレオ(HE-AAC)）
EZ待ちうた
EZ・FM
EZチャンネルプラス
EZテレビ
EZナビウォーク（声de入力・3Dナビ）
EZ助手席ナビ
安心ナビ
EZニュースフラッシュ
EZ FeliCa
EZケータイアレンジ
EZブック
EZアプリ (BREW)（オープンアプリプレイヤーには非対応）
デコレーションメール
Hello Messenger
グローバルエキスパート
PCサイトビューアー
赤外線通信 (IrSimple)
バーコード
遠隔オートロック
ペア機能/でか文字
緊急通報位置通知

関連情報

携帯電話
au（携帯電話）
京セラ
CDMA 1X WIN

外部リンク

au design project

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