P901iS

概要

FOMA P901iSは、パナソニック モバイルコミュニケーションズによって開発された、NTTドコモの第三世代携帯電話（FOMA）端末です。この端末は、901iSシリーズとして、SH901iSに続いて、F901iS、D901iSと同時に発売されました。

外部メモリにはminiSDカード（最大256MBまで）が対応しています。ただし、256MBを超える容量のカードを装着すると、正常に動作しない旨の表示が出ます。

カメラ性能については、背面のアウトカメラがνMaicovicon約202万画素で、オートフォーカス機能は搭載されていません。一方、テレビ電話用のインカメラはCMOS約10万画素です。オーディオ機能としては、SD-Audio(AAC)に対応しています。

P901iに引き続き、カスタムジャケットに対応しており、ユーザーは自分の好みに合わせて外観をカスタマイズできます。

特筆すべき点として、この端末は携帯電話としては初めてとなる顔認証システムを導入しました。これにより、セキュリティ面が強化されています。

背面液晶は青く光る仕様で、さらに緑色に光るドットLEDが搭載されています。このドットLEDは、ユーザーが自由にアニメーションを設定できるというユニークな機能を持っています。また、端末のボタンは黄緑色に光るように設計されており、視認性も考慮されています。

プリインストールされているiアプリとしては、「ファイナルファンタジーII」、「BombLink2サラウンド」、「ジャケットコーディネーター」、「ドットクリエイター」、「TRANCE PINBALL SURROUND」、「インフォスクリーン」、「Gガイド番組表リモコン」などがあります。

901iSシリーズ共通の特徴として、iモードFeliCa、800MHz帯「FOMAプラスエリア」のデュアルバンド対応、901iS以降の機種同士間での音声通話中のテレビ電話への切り替え機能、PDFファイルの閲覧やダウンロードが可能なPCドキュメントビューア機能に対応しています。さらに、ドコモのネットワークから送信される時刻情報を基に、自動で時間を補正する機能も備えています。

歴史

この端末の開発と発売までの主な出来事は以下の通りです。

2005年3月31日：電気通信端末機器審査協会 (JATE) を通過
2005年3月31日：技術基準適合証明 (TELEC) を通過
2005年5月17日：N901iS、D901iS、F901iS、SH901iSと同時にドコモからプレスリリース
2005年6月10日：発売開始

不具合

発売後、以下のソフトウェアアップデートが提供されました。

2005年6月27日：P901iSソフトウェアアップデートのお知らせ
2005年10月11日：P901iSソフトウェアアップデートのお知らせ

これらのアップデートは、ドコモのインターネットサイトを通じて告知されました。

関連項目

P902i - 後継機種
P901i - 先代機種
NTTドコモ
FOMA

外部リンク

* ケータイ新製品SHOW CASE NTTドコモ P901iS - ケータイWatchによる製品紹介記事

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