P903iTV

FOMA P903iTV (フォーマ・ピー きゅう まる さん アイティブイ) の詳細解説

FOMA [P903i]]TVは、パナソニック モバイルコミュニケーションズによって開発され、NTTドコモから発売された第三世代携帯電話][[端末です。この機種は、前モデルのP901iTVから引き継がれた、画面を90度回転させることができる回転二軸ヒンジが特徴です。受信性能と画質にこだわり、ワンセグ視聴機能を搭載しています。メインディスプレイには2.8インチWQVGA(240×400ドット)を採用し、SD-Audio対応のAAC/AAC+SBR形式の音楽ファイルを、FOMA最長クラスの約75時間再生できます。

P902iSから引き続き、Bluetooth機能も搭載されています。カメラはP903iと同等のオートフォーカス320万画素νMaicoviconを搭載し、テレビ電話用のサブカメラはCMOS約11万画素です。外部メモリーカードは、microSDメモリーカードに対応しています。なお、前機種P901iTVとは異なり、地上アナログ放送は視聴できません。端末のボタンは黄緑色に光ります。iアプリは「Gガイド番組表リモコン」などを搭載しています。

FOMA 903iシリーズ共通の機能として、着うたフル、メガiアプリ、iC通信に対応しています。一方、3Gローミング、GPS、きせかえツール、iC認証には対応していません。

ワンセグ機能

この端末のワンセグ機能は、キャリアダイバーにより業界トップクラスの受信感度を実現しています。パナソニックの薄型テレビ「VIERA」に搭載されている高画質技術「モバイルPEAKSプロセッサー」により画質の向上が図られています（ただし、VIERAケータイとは名付けられていません）。主な機能として、記憶色補正、デジタルノイズリダクション、ダイバーシティアンテナ、オートディマー、マルチタスク、EPG（Gガイドモバイルアプリ）、予約録画、外部メモリ（microSD）への録画、外部映像出力、Bluetoothによる音声ワイヤレス出力、字幕放送に対応しています。連続視聴時間は約7時間（ECOモード設定時）で、業界最長の視聴時間を誇ります。ECOモード使用時は、前モデルのP901iTV程度の画質になります。

付属のSD-MobileImpactという音楽/映像総合管理ソフトウェアを使用すると、外部メモリー(microSD)に録画したワンセグ番組をパソコンで再生・保存できます。このソフトはSDオーディオアプリケーションSD-Jukeboxをワンセグ動画(SD-VideoのISDB-T VideoProfile規格の動画)に対応させたもので、編集機能はなく、単なる再生機能のみです。

FOMAカード(UIM)がない状態ではワンセグ視聴はできません。また、ドコモとの契約を解約したり、サービスを休止すると同様になります。しかし、2008年冬モデルのP-01AなどからはFOMAカードなしでも視聴が可能となりました（データ放送サイトは利用不可）。

不具合

発売当初、いくつかの不具合が報告されました。

ワンセグの録画予約編集画面で、繰り返し録画の設定（毎日または曜日指定）を行った場合、2回目以降に放送される番組が録画できない。
ワンセグの録画予約編集画面で、「繰り返し録画」ありの設定を行い、繰り返し録画の2回目が始まる前に録画予約の変更などの操作を行った場合、録画が成功した後、待受画面の録画アイコンを選択すると「録画失敗」と表示される場合がある。
一部のPanasonic製SDミニコンポでmicroSDに録音した音楽データを再生すると再生エラーが発生する。

これらの不具合は、ソフトウェアアップデートによって修正されました。

歴史

2006年10月12日: D903i・D903iTV・F903i・F903iX HIGH-SPEED・N903i・N902iL・P903i・P903iTV・P903iX HIGH-SPEED・SH903i・SH903iTV・SO903i・SIMPURE L1・SIMPURE N1の開発が発表。
2006年11月24日：電気通信端末機器審査協会 (JATE)通過。
2006年12月5日：技術基準適合証明 (TELEC) 通過。
2007年2月23日：発売開始。

関連項目

P901iTV'>P901iTV - 先代機種
P905iTV'>P905iTV - 後継機種
P902iS'>P902iS
P903i'>P903i
P903iX_HIGH-SPEED'>P903iX HIGH-SPEED

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