PT002

PT002 (ピーティー ゼロゼロニ) について

PT002は、韓国のパンテック（パンテックワイヤレスジャパン）が日本国内向けに開発し、KDDI／沖縄セルラー電話がauブランドで展開したCDMA 1X WIN (現au 3G) 対応の携帯電話です。この機種は、主に音声通話とメール機能に特化したシンプルな折りたたみ式端末として設計されました。

概要

PT002は、京セラ製のK006と同様に、800MHz帯の周波数再編に伴い、従来のcdmaOne端末およびCDMA 1X端末からの乗り換えを想定して開発されました。そのため、基本的な通話とメール機能に重点が置かれています。おサイフケータイ、ワンセグ、LISMO! BOOKなどの機能は搭載されておらず、シンプルさを追求した設計となっています。

また、この端末は同社製のPT001と同様に、聞き取りにくい高音を補正する機能が搭載されており、通話時の快適性を向上させています。

PT003では、プラットフォームが従来のKCPからBrew MPに変更されたため、PT002はパンテック製のフィーチャーフォンとしては最後のKCP搭載機種となりました。

沿革

2010年10月18日：KDDIおよびパンテックワイヤレスジャパンから公式発表
2011年2月23日：東北、関東、中部、北陸、関西、四国地区で発売
2011年2月25日：上記以外の地域で発売
2011年6月以降：東北、関西地区を除き、プリペイド端末としての提供開始
2012年3月下旬：北海道、東北、九州地区を除き販売終了
2012年7月22日：L800MHz帯のサービス停波により、N800MHz帯および2GHz帯でのサービス利用に移行
2012年9月：プリペイド端末を含め、全ての販売を終了

対応サービス

CDMA 1X WIN (現au 3G)
Eメール
SMS

関連項目

A1405PT'>A1405PT （関連端末）
W62PT （簡単ケータイ）
PT001 （簡単ケータイS）
PT003 (後継機種)
K006'>K006 (関連端末)

注

この端末は、通話とメールに特化したベーシックモデルです。
一部サービスは、利用できない場合があります。

外部リンク

PT002（au） - ウェイバックマシン (2010年10月31日アーカイブ)
* PT002（パンテックワイヤレスジャパン）

PT002は、そのシンプルさと使いやすさから、多くのユーザーに支持された端末でした。また、高音域補正機能は通話品質の向上に貢献しました。特に、高齢者や携帯電話の基本的な機能だけを利用したいユーザーにとって、最適な選択肢の一つでした。パンテックのKCP搭載機としては最後の機種であることも、この端末の特筆すべき点です。後継機種ではプラットフォームの変更があったため、PT002独自の設計が際立ちます。

このようにPT002は、機能が絞られている一方で、そのシンプルさと基本機能の信頼性が評価された携帯電話です。特に、周波数帯の移行期において、多くのユーザーにとって重要な選択肢となりました。また、プリペイド端末としての提供も、幅広いユーザー層に利用される要因となりました。

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