T002

概要

T002は、東芝および東芝モバイルコミュニケーション社（現FCNT）が開発し、KDDIと沖縄セルラー電話がauブランドで展開したCDMA 1X WIN対応の音声端末です。製造型番はTS002です。

W64Tの後継機種として位置づけられ、ソニー・エリクソン製以外の端末としては初めてグローバルパスポートGSMに対応しました。これはグローバルパスポートCDMAとのデュアル対応としても初の試みでした。また、KCP+対応機種としては初となるmicroSDHCカードに対応しています。

電池パックはW61T、T001と同じもの（61TSUAA）を使用しています。au向けの東芝製端末としては初のIPX5/IPX7等級の防水機能を備えている点も特徴です。さらに、この機種から効果音のサウンドが一新されました。

沿革

2009年4月20日：テュフ・ラインランド・ジャパンより設計認証を取得。
2009年5月25日：KDDIおよび東芝から公式発表。
2009年6月11日：四国、九州、沖縄地区で発売開始。
2009年6月12日：上記以外の地域で発売開始。
2009年10月：販売終了。
2012年7月22日：L800MHz帯（旧800MHz帯）エリアでの音声・データ通信サービスが停波。以降はN800MHz帯（新800MHz帯）と2GHz帯エリアで利用。
2022年3月31日：同キャリアにおける3Gサービスが完全終了し、本機種は使用不可となりました。

不具合と新機能の追加

2009年7月6日のアップデート：

ケータイアレンジ設定時に、Eメールの送受信を繰り返すと、本文や宛先、アドレス帳などが正しく表示されない場合がある。
待受画面などが設定内容通りに表示されない場合がある。
複数のアドレス帳データの削除処理時に、一部が削除されない事象が発生する場合がある。
EZニュースEX、EZニュースEXお試し版で、一部のニュースデータが表示できなくなる場合がある。

2009年8月5日のアップデート：

PCサイトビューアーで画像データ保存中にアプリを終了すると、データフォルダの残容量が減少する場合がある。
エディタから電子辞書の意味検索中にクリアキーを押すと、電源がリセットする場合がある。

2009年9月3日のアップデート：

放送時間が連続する2つのテレビ番組の視聴予約やワンセグ録画予約ができない場合がある。

2010年6月24日のアップデート：

宅内用小型基地局「auフェムトセル」に対応。

主な機能・サービス

※☆印の機能・サービスはGSM（海外）モードでは使用不可

電子辞書
カチャブル
フェイク着信

関連項目

ECN-T002：本機をベースとしたECナビケータイ向け端末
T003：本機の後継機種（GSMローミング非対応）
E08T／E09F：本機をベースとした法人向け端末。セキュリティ機能が強化されている。

法人向け端末としては唯一、着うたフルプラスやLISMOビデオクリップ、LISMO Video、ワンセグなどに対応。

注釈

外部リンク

T002 (TOSHIBA)
T002 (au by KDDI) - ウェイバックマシン（2009年5月28日アーカイブ分）
NEW COLLECTION 2009 SUMMER - ウェイバックマシン（2009年5月27日アーカイブ分）

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