RIZIN LANDMARK 5

RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI 大会レポート

2023年4月29日、東京都渋谷区国立代々木競技場第一体育館にて、格闘技イベントRIZIN LANDMARK 5が開催されました。本大会は、RIZIN LANDMARKシリーズとしては5回目の大会となり、注目すべき点は、国立代々木競技場第一体育館での開催がRIZIN史上初だったことです。この会場での総合格闘技イベントとしては、2008年の『戦極 〜第五陣〜』以来、約14年半ぶりの開催となりました。

大会のハイライト

今大会の最大の特徴は、RIZIN初となるダブルメインイベントが組まれた点です。フェザー級で、斎藤裕選手と平本蓮選手、そして牛久絢太郎選手と朝倉未来選手の対戦が実現しました。斎藤選手と朝倉選手は、それぞれ判定勝ちを収め、会場を沸かせました。特に、朝倉選手の総合格闘技復帰戦は大きな話題となりました。

さらに、RIZIN TRIGGERやこれまでのRIZIN LANDMARKシリーズでは簡略化されていた演出面においても、本大会では大きな変更がありました。全選手入場や火薬を使った演出など、RIZINのナンバーシリーズに準拠した、盛大な演出が施され、観客を熱狂の渦に巻き込みました。

当初は4月30日の開催予定でしたが、実際には4月29日に開催され、三重テレビ放送では5月23日に地上波放送されました。

対戦カードと結果

大会では、計9試合が行われました。主な対戦カードと結果は下記の通りです。

第1試合: 雑賀“ヤン坊”達也 vs. アリ・アブドゥルカリコフ (アリ・アブドゥルカリコフが1R KO勝ち)
第2試合: 金原正徳 vs. 山本空良 (金原正徳が判定勝ち)
第3試合: スダリオ剛 vs. ロッキー・マルティネス (スダリオ剛が判定勝ち)
第4試合: RENA vs. クレア・ロペス (クレア・ロペスが膝十字固めで勝利)
第5試合: 浅倉カンナ vs. V.V Mei (浅倉カンナが判定勝ち)
第6試合: 武田光司 vs. ルイス・グスタボ (ルイス・グスタボが判定勝ち)
第7試合: 倉本一真 vs. 太田忍 (太田忍が1R KO勝ち)
第8試合: 斎藤裕 vs. 平本蓮 (斎藤裕が判定勝ち)
第9試合: 牛久絢太郎 vs. 朝倉未来 (朝倉未来が判定勝ち)

カード変更

大会直前に、いくつかのカード変更がありました。

カルリ・ギブレイン vs. 上田幹雄 は、ギブレイン選手の渡航手続きの不備により中止となりました。
* ジョニー・ケース vs. アリ・アブドゥルカリコフ は、ケース選手の怪我により、雑賀“ヤン坊”達也選手が代役出場しました。ケース選手は、右膝の半月板損傷、前十字靭帯断裂、外側側副靭帯断裂、内側側副靭帯断裂、脛骨亀裂骨折の重傷で全治6ヶ月の診断を受けました。

大会の成功

RIZIN LANDMARK 5は、多くの観客を動員し、大きな成功を収めました。国立代々木競技場第一体育館という歴史的な会場での開催、ダブルメインイベント、そしてナンバーシリーズに匹敵する演出など、多くの見どころがありました。この大会は、RIZINのさらなる発展に貢献するものであったと言えるでしょう。今後のRIZINの動向にも注目が集まります。

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