SAKUMA DROPS

『SAKUMA DROPS』（サクマ・ドロップス）は、日本の音楽史に名を刻むプロデューサー、佐久間正英氏が手掛けた楽曲を集大成したコンピレーション・アルバムです。2014年3月5日にSPEEDSTAR RECORDSからリリースされ、佐久間氏の35年間の音楽活動の軌跡を辿ることができます。

概要

佐久間正英氏自らが選曲・監修を行った本作は、1978年の遠藤賢司「東京ワッショイ」から2013年の佐久間正英「Last Days」まで、彼がプロデュースを手がけた幅広いジャンルの楽曲を収録。全34曲が2枚のディスクに収められています。

DISC 1には、BOØWYの「Dreamin'」、氷室京介の「SUMMER GAME」、JUDY AND MARYの「そばかす」など、誰もが一度は耳にしたことがあるであろうヒット曲が満載。「当然、入れなければいけない売れた曲」という基準で選ばれた楽曲群は、日本の音楽シーンを牽引した佐久間氏の功績を物語ります。

一方、DISC 2には、P-MODELの「美術館で会った人だろ」、PLASTICSの「COPY」など、売上に関わらず佐久間氏の印象に残った楽曲が収録されています。これらの楽曲は、彼の音楽的な探求心や、時代を先取りする革新的なサウンドへのこだわりを反映しています。

そして、DISC 2のラストを飾るのは、佐久間氏の遺作となった新曲「Last Days」です。TAKUYA氏との共作で、レコーディングには屋敷豪太氏、乃木坂46の生田絵梨花氏、佐久間氏の息子である佐久間音哉氏も参加。佐久間氏が音楽人生の最後に残したメッセージが込められた、感動的な一曲です。

収録曲

Disc 1には、BOØWY、THE STREET SLIDERS、UP-BEAT、THE BLUE HEARTS|THE_BLUE_HEARTS、dip in the pool、氷室京介、筋肉少女帯、SCANCH、黒夢、JUDY AND MARY、エレファントカシマシ、GLAY、くるり、NiNa、The d.e.p、175R、N'夙川BOYSといった、日本の音楽シーンを代表するアーティストたちの楽曲が並びます。それぞれの楽曲が、佐久間氏のプロデュースによって新たな輝きを放ち、時代を彩りました。

Disc 2には、遠藤賢司、P-MODEL、PLASTICS、SKIN、はる、RAZZ MA TAZZ|RAZZ_MA_TAZZ、早川義夫、エレキブラン、ROBOTS、CURIO、BY-SEXUAL、PIERROT、cune、オーノキヨフミ、雅-miyavi-、ウラニーノ、そしてMasahide Sakumaと、より多様なアーティストの楽曲が収録されています。これらの楽曲は、佐久間氏の幅広い音楽性と、才能あるアーティストたちへの深い愛情を感じさせます。

佐久間正英氏の音楽への情熱

『SAKUMA DROPS』は、単なるコンピレーション・アルバムではなく、佐久間正英氏の音楽への情熱と、日本の音楽シーンへの貢献を称える作品です。彼のプロデュース作品を通して、日本の音楽の歴史を振り返り、新たな発見をすることができるでしょう。

佐久間氏が遺した音楽は、これからも多くの人々に感動を与え続けることでしょう。本作は、彼の音楽を愛するすべての人にとって、永遠の宝物となるはずです。

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