SH008

AQUOS SHOT SH008は、シャープが開発し、auブランドを展開するKDDIおよび沖縄セルラー電話から発売されたCDMA 1X WIN対応の携帯電話です。

特徴

この機種は、前モデルSH006の後継にあたり、ハイエンドモデルとして位置づけられています。SH006からの主な進化点として、テレビ電話機能とIPX5/7相当の防水性能が追加されました。これにより、より多様な環境での利用が可能になりました。

サブディスプレイには、SH006で採用されていた有機ELディスプレイから、メモリ液晶に変更されています。これにより、消費電力が抑えられ、常時表示が可能になりました。また、2010年夏モデルとしては唯一、インカメラを搭載している点も特徴です。タッチパネルには、SH006と同様にマルチタッチディスプレイが採用されており、スムーズな操作感を実現しています。

さらに、FMトランスミッターを内蔵しており、対応するカーオーディオやコンポなどに電波を飛ばして音楽などを楽しむことができます。日本語入力機能には、タッチパネルでのフリック入力に対応したケータイShoin9が搭載されています。この機種は、同社製のケータイShoinを採用したau向けの最後の携帯電話となり、後継機種からはiWnnが採用されています。

歴史

2010年5月17日にKDDIとシャープから公式に発表され、同年6月16日に東北・沖縄地区で先行発売されました。その後、6月18日にその他の地域でも発売が開始されました。しかし、販売期間は比較的短く、2010年11月には販売を終了しています。また、Wi-Fi WINのサービスは2014年6月30日に終了しています。

SH006との相違点

SH006からの主な変更点として、以下の点が挙げられます。

テレビ電話機能の追加
IPX5/7相当の防水機能に対応
本体裏面のカメラグリップの廃止
サブディスプレイの有機ELからメモリ液晶への変更
テンキー部分におけるクリートラインキーの採用
動作パフォーマンスのわずかな向上
内部データフォルダ容量の減少（760MBから700MBへ）
タッチパネルでのフリック入力に対応
宅内用小型基地局「auフェムトセル」への標準対応

これらの変更により、SH008はSH006よりもさらに進化を遂げたモデルとなっています。

主な機能・サービス

FMトランスミッター
AQUOS Blu-rayレコーダー連携機能
テレビ電話

これらの機能により、音楽や映像コンテンツをより快適に楽しむことができます。

関連項目

AQUOS SHOT
Wi-Fi
SH006
SH009
SH010

外部リンク

SH008 (au) - ウェイバックマシン（2011年12月5日アーカイブ分）

もう一度検索