SH700iS

FOMA SH700iSは、シャープによって開発されたNTTドコモの第三世代携帯電話（FOMA）端末です。2005年頃、NTTドコモは山間部など、従来の電波が届きにくい場所でも通信を可能にするFOMAプラスエリアサービスを開始しました。SH700iSは、このFOMAプラスエリアに対応した端末として、エントリーモデルのSH700iをベースに開発されました。

主な特徴

FOMAプラスエリア対応: 山間部や郊外など、従来の電波が届きにくかったエリアでも、より安定した通信が可能になりました。
高輝度CGシリコン液晶: メインディスプレイには、シャープが独自に開発したCGシリコン液晶を採用。従来モデルよりも約40％輝度を向上させることで、屋外での視認性が大幅に向上しました。
エントリーモデル: シンプルな機能と使いやすさを重視した、初心者にも扱いやすいモデルです。

歴史

2005年6月1日：技術基準適合証明（TELEC）を通過。
2005年6月6日：電気通信端末機器審査協会（JATE）を通過。
2005年7月12日：F700iSと同時にドコモからプレスリリース発表。
2005年7月28日：発売開始。

不具合

発売後、一部の端末において、特定の文字を入力して変換すると、キー操作を受け付けなくなり、強制的に再起動してしまう不具合が確認されました。この不具合は、文字入力機能「ケータイShoin」に起因するもので、SH901iC、SH901iS、SH700i、SH851i、SH506iCといった他の機種でも同様のトラブルが発生していました。この問題に対しては、ソフトウェアアップデートによる対応が行われました。

関連事項

NTTドコモ
シャープ
SH700i
SA700iS
F700iS

外部リンク

* SH700iS - ウェイバックマシン（2005年8月4日アーカイブ分）

現在、FOMA SH700iSは生産を終了しており、入手は困難となっています。

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